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鏡開き

鏡餅を飾るわけではないが、小豆を煮てお汁粉をつくった。
イギリスの伝承童謡に「On the first day of Christmas」から始まって12日間、恋人がくれたプレゼントを並べた歌があるが、日本でも、鏡開きまでの11日間が、お正月とすると、似たような期間だ。

フィンランドのジャム

フィンランドのおみやげの、hjortronのジャム。クラウドベリーというらしい。オレンジ色のきれいなジャムだが、小さな実で種がいっぱいの野生的な味。日本のふわふわの白パンでは負けてしまうが、酸味のきいたライ麦パンを薄く切ってのせると、よく合っておいしい。

お菓子の家

スゥエーデン製のお菓子の家セットが来た。といっても、入っているのはクッキーの屋根や壁と煙突だけ。その他の材料を買いそろえて、お菓子の家の製作にとりかかる。こちらは見学。まず粉砂糖とレモン汁をこねてアイシングを作り、それを糊にして組み立てる。茶色の素朴な丸木小屋という風情。窓ガラスは板ゼラチン。そこに、マシュマロ、マーブルチョコ、ピンクと白のチョコペンで飾り付けると、華やかなお菓子の家ができあがった。
その後は、ヘンゼルとグレーテルの気分でお茶のおともにした。ジンジャー味のクッキーが思いの外おいしかった。

2009年元旦

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ArtRageで描いた新作

エリック・カール展

微妙に違う色合いの様々な緑の色紙を切り抜いて貼っていくと、あおむしの胴体ができあがる。その無数の色紙自体が作者の手作りだ。
切り抜いた残りの色紙で作品を作り上げたり、大きなあおむしの顔を切り抜いてお面にしたり、そもそも、穴あけパンチで紙にあけた穴が、小さな虫が食べた穴に見えたところから「はらぺこあおむし」の絵本ができたという。ほんとうに創ることを楽しんでいるエリックおじさんだった。
(「はらぺこあおむし」偕成社)

木簡

 近くの大規模工事現場で出土した木簡(もっかん)を見た。木簡とは、細長い板切れに文字を書き記したもので、表面を削ると再利用できるので、奈良時代の役所で高価な紙より手軽に使われた。実物は、巾2.5センチ位、縦15センチ位の木切れで、何か文字が書いてあるが、素人目には古ぼけた木切れにしか見えない。
 でも、これが発見されたということは、当時の政治の中心地、平城京と深いつながりがあったという意味になるそうで、このあたりが8世紀の昔から結構栄えていたのがわかる。その後、住む人が入れ替わり時代も移り変わってきたが、過去と現在は切り離されたものではなく、ずっとつながってきているのだなあとあらためて思った。

「表裏源内蛙合戦」

井上ひさしの戯曲「表裏源内蛙合戦」を見に行った。江戸時代の才人だが、才気が走りすぎて時代の先を行き過ぎ、結局は狂死した平賀源内の一代記。四字熟語や地口、だじゃれなどことば遊びを詰め込んだ原作の長いせりふを、舞台の上で役者が生で言うのを初めて聞いて、うれしかった。舞台転換もみごとだった。ただ、原作では、裏の源内の毒がもう少し利いていたような気がしたが、舞台では、けっこう「いい人」という印象だった。私の思い違いか、演出のせいか・・・?

「The Tales of Beedle The Bard」

 Harry Potterシリーズ最終巻で、DumbledoreがHermioneにルーン文字のオリジナル版を遺した「吟遊詩人ビードルのお話」が出た。これは、魔法界のグリム童話ともいうべきもので、この中の「三人兄弟のお話」は、最終巻の重要な鍵となった。今回は、Hermioneがルーン文字から訳した五つのお話が入っていて、それぞれにDumbledoreのコメントがついている。彼も幼い頃から、母に読んでもらって親しんでいたそうだ。最近では、HarryやRonの子どもたちも読んでもらったことだろう。
 マグルの世界の童話と違って、主人公も魔法を使うが、それで問題が解決するとは限らず、またヒロインも助けを待っていないで積極的に行動する。
 今のHogwartsの情報はないが、McGonagall先生が校長になったことだけは分かった。

三日月

日ごとに日没が早まり、今日は4時45分くらいに日が沈んで、その後きれいな夕焼けが西の空一面に広がった。その上の方のだんだん青みを増していく空に、三日月があらわれたが、輝く星を二つ随えている。新聞によると、木星と金星で、このように三つが接近するのは数年に一度だそうだ。月は、白くさえざえと輝き、天体だと分かっているのに、女神アルテミスの冷たい神々しさを感じてしまう。

「Powers」

 U.Le Guinの「Powers」を読み終えた。「Gifts」「Voices」に続くThe Western shoreという架空世界を舞台にした三部作の最後の作品。Earthseaと同じように、まず世界が設定されてから、その中で人々が動き出すという感じがする。
 父の才能を受け継がず詩をつくる才能があるOrrec、本のない世界で密かに本を読んでいた少女Memer、教師になる教育を受けていたが奴隷の身分のGavir、それぞれの若者が、自分を見つめ自分の居場所を捜し求めて苦悩する。
 「ことば」が力を持つ世界の物語で、ことばの力をあらためて考えさせられる。やはり女性の強さが際立つが、なかでも動物と心を通わせる才能を持つGryと雌ライオンのShetarが魅力的だ。