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携帯電話

携帯を変えた。ドコモのP705iという新製品。白くて薄型で画面が大きくて色もきれい。ワンセグでテレビも見られる。春だしうきうきしてしまう。ただし使いこなせるまで当分振り回されそう。

雛祭り

都合により一日遅れの雛祭りで、ちらし寿司を作った。バターケーキも和風に抹茶を入れたら薄緑色できれい。お内裏様も三人官女も五人囃子も大臣方もいいお顔。出した年月だけ年をとられたと思うと、雛道具の鏡台の鏡にうつる私も同じだけ年をとったわけだ。

シャーロック・ホームズ

念願のSherlock Holmesの全作品集を買ってしまった。電話帳のような厚さで読みにくいのが難点だが、Strand誌のイラスト入りなのがうれしい。さっそくぱらぱらとめくっていたら、Irene Adlerの呼び方が「the woman」なのがわかった。

モスリン

モスリンのドレスというと若草物語を思い出す。呼び方がきれいなので、どんな布地だろうかと想像したものだ。日本では、幕末に輸入されて「毛斯倫」と書き、その後、大阪などでたくさん製造された鮮やかな色合いの花模様などのウール素材の平織り物をさすそうだ。明治から昭和初期にかけて長じゅばん、子どもの着物などにたくさん使われたらしい。今見ると、その鮮やかさが、かえって斬新に感じられた。

「チェリストの旅」

西谷牧人(にしやまきと)のコンサート。題名のとおり、イギリスのエルガー「愛のあいさつ」、三味線や太鼓の音をチェロであらわす黛敏郎「文楽」、ドイツのバッハ「アリオーソ」、恋人と宇宙を旅する夢を見るがめざめてがっかりするフランスのフォーレ「夢のあとに」、ロストロポービッチのために作られたアルゼンチンのピアソラ「ル・グラン・タンゴ」と、さまざまな国の曲が並んでいた。本人の解説もわかりやすく、クラシックの堅苦しさがない楽しいコンサートだった。

雪!

朝方から雪が降り出し、どんどんどんどん降ってきて、見ている間に積もった。雪だるまもできていた。翌日は、うってかわった晴天で、あっという間に雪が溶けた。夢のような一日だけの雪国だった。

雪祭りの思い出

札幌雪祭りが、ニュースになっていた。おととし行って、雪像の大きさと多さに驚いたのを思い出す。さとらんど会場も広かった。広い青空の下、あんなにたくさんの雪を見たのは初めてだ。唯一の難点は、雪道が滑ること。もこもこに着膨れておぼつかない足取りでおっかなびっくり歩いているそばを、現地の若い女性が軽装でさっそうと歩いていった。

節分の京都

夜のあいだに雪が降ったらしく、窓からみえる大文字の「大」が白く浮かび上がっている。吉田神社の節分祭をのぞいた。いつもは静かで広い参道に屋台がびっしり並び、福豆が売られ、大にぎわい。
その後、京大のレストラン、カンフォーラで総長カレーを食べ、賀茂大橋西外れのボンボンカフェでカプチーノ。
きのうは、出町ふたばの豆餅、寺町通りのカフェで雑穀バーガー、都路里(つじり)の玄米茶パフェ。いずれも満足。

みかん

冬の果物といえばやっぱり、みかん。どんよりした曇り空の寒い日が続いて気がめいるが、机の上のみかんのつやつやした「みかん」色は、まわりを明るくしてくれる。手でむいておいしく食べた後の皮は、干してお風呂に浮かべて「みかん風呂」。やさしい香りで、ほかほかとあったまる。
芥川龍之介の「蜜柑」でも、汽車の窓からぱっと投げられる蜜柑の色の鮮やかさが、灰色の風景の中で印象的だ。

大山崎山荘

京都府、天王山の南のふもとの大山崎山荘美術館に行った。
大山崎のあたりは、新幹線から阪急電車がよく見えるところだが、降りたのは初めて。駅から少し歩くと、山を背景に自然に調和した山荘が見えてきた。大正から昭和初期に建てられたイギリス式の建物で、細かいところまで凝ったつくりだ。とくに一階のダイヤ型にカットされた窓ガラスから差し込む日光が、床にステンドグラスのように虹色にかがやいて美しい。
新館は、安藤忠雄設計の地下にある丸い部屋で、モネの「睡蓮」などが展示されている。二階のテラスの喫茶室で、この冬初めての雪をながめた。