京都府、天王山の南のふもとの大山崎山荘美術館に行った。
大山崎のあたりは、新幹線から阪急電車がよく見えるところだが、降りたのは初めて。駅から少し歩くと、山を背景に自然に調和した山荘が見えてきた。大正から昭和初期に建てられたイギリス式の建物で、細かいところまで凝ったつくりだ。とくに一階のダイヤ型にカットされた窓ガラスから差し込む日光が、床にステンドグラスのように虹色にかがやいて美しい。
新館は、安藤忠雄設計の地下にある丸い部屋で、モネの「睡蓮」などが展示されている。二階のテラスの喫茶室で、この冬初めての雪をながめた。