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Eenie, Meenie, Mynie, Mo,

いつものようにメアリー・ポピンズに連れられて、弟妹たちと公園に出かけたジェインは、小さな公園を作り、粘土人形のモーさんを置いた。気がつくと、ジェインとマイケルは小さくなって、その小さな公園の中に入りこんでいた。モーさんには、三人の子どもたち、イーニー、ミーニー、マイニーと、悪い妻がいたが、彼はなんとメアリー・ポピンズのいとこだったのだ。そして登場したのはインディアン・・・。

この話は、

"Eenie,Meenie,Mynie,Mo,
Catch a tiger by the toe,
If he hollers let him go,
Eenie Meenie Mynie Mo"

という鬼決め歌が元になっている。
話の中では、虎でなくインディアンというところが、時代を感じさせる。

"Mary Poppins in the Park" The Park in the Park by P.L, Travers1952

茶色のオレンジ?

柑橘類の「オレンジ」も「橙」も同じような綺麗な色をしている。
ところが、英語の「オレンジ色」は、いわゆる「橙色」ではなく、茶色っぽい色だそうだ。
考えてみれば英国産のマーマレードは、くすんだ茶色っぽい色なので、オレンジといっても、生ではなくマーマレードの色ではないかと思う。

「赤毛のアン」の赤毛は、悪口で「carrot」とか「ginger」とか言われるところをみると、赤ではなく生姜色っぽい色らしい。

逆に、日本の「青葉」「青信号」は「青」ではない。
色の呼び方も面白い。

レベッカ

ミラノのポルディ・ペッツォーリ展を見た。
19世紀後半に生きたミラノの資産家、ジャン・ジャコモ・ポルディ・ペッツオーリが収集したルネッサンスを中心とする絵画、甲冑、美術品の展覧会だ。
彼は、若くして相続した莫大な遺産で美術品を買い集め、生涯独身で死後は収集品を公開するようにと言い残したそうだ。

展覧会の最後の方に、1835年頃のモルテーニ作「レベッカ」があった。異国的なかぶりものが印象的な美しい女性の絵だ。解説によると、Sir Walter Scott作「Ivanhoe」(1819年)に出てくる女性とあった。
Reveccaは金持ちのユダヤ人の娘で、騎士Ivanhoeに片想いするが報われない。けれど、主人公Ivanhoeや、その憧れの姫Rowenaを差しおいて作中もっとも魅力的な人物だ。
イタリアに浸っていた気分が、一気にスコットランドに翔んだ。

夏至

最近は西の空の一番北の方に日が沈み、午後7時過ぎに、やっと夕焼けになる。21日は夏至。いよいよ夏がやってくる。

ユリ園

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大きくて匂いが強くて花粉が多く室内では存在感のあるユリの花が、小さく見えるほどたくさん咲いていた。

麦秋(ばくしゅう)

電車の窓から、明るい茶色の麦畑が所々に見えた。
麦の刈り取りは初夏。田植えが終わった若緑色の水田との対比が綺麗だった。

なぞなぞ合戦

Bilbo(ビルボ)は、洞窟でGollumに出会い、なぞなぞ合戦を繰り広げる。その中の一つが、

This thing all things devours:
Birds, beasts, trees, flowers;
Gnaws iron, bites steel;
Grinds hard stones to meal;
Slays king, ruins town,
And beats high mountain down.

(鳥もけものも木も花も、
すべてのものを食いつくし、
鉄やはがねをかみくだき、
石を粉にすりつぶし、
王を殺し町をほろぼし、
山をうちたおすものは何だ?)

ビルボは、答えが分からず
'Time! Time!'
(「(考える)時間を!」)
と叫ぶが、幸いにも偶然そのなぞなぞの答えが「Time」(時)だった。

'The Hobbit' by J.R.R.Tolkien(1937)

薔薇

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19世紀後半からの、フランス、イギリス、アメリカその他各国の色々な種類の薔薇があった。

百歳の羽子板

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今から百年ほど前の羽子板と、六十年以上前の飾り布。
古き良き時代を偲ばせる。

「スーホの白い馬」の世界

岡林立哉演奏によるモンゴルの馬頭琴とホーミーを聞いた。
馬頭琴は、三味線のような楽器だがチェロのように立てて弾く。弦に馬のたてがみや尾の毛が使われていて、野太い音がするが、バイオリンのような美しい音色でメロディーを奏でることもできる。

驚いたのがホーミーだ。モンゴル伝統の唱法で、一人で歌っているのに、低音の伴奏と、天空の星の歌のような澄んだメロディーが同時に聞こえてくる。

モンゴルの雄大な草原と満天の星空が浮かんできた。