京都府、アサヒビール大山崎山荘美術館の「志村ふくみ展」に行った。
蘇芳(すおう)、梔子(くちなし)、藍(あい)、梅、桜など名前も床しい植物で染めた柔らかく深い色合いの糸を何種類も使って織り上げ、それを着物に仕立ててある。とても長い時間と労力がかかりそうだ。
京都府、アサヒビール大山崎山荘美術館の「志村ふくみ展」に行った。
蘇芳(すおう)、梔子(くちなし)、藍(あい)、梅、桜など名前も床しい植物で染めた柔らかく深い色合いの糸を何種類も使って織り上げ、それを着物に仕立ててある。とても長い時間と労力がかかりそうだ。
ロシアの昔話を英国のランサムが再話したもの。
「世界一のばか」、実は心の優しい若者が、空飛ぶ船を手に入れ、途中で出会った様々な特技を持つ7人の仲間に助けられて王さまの無理難題をやりとげ、みごと王女さまと結婚して幸せになる。
特技のスケールが大きく、「simple」が一番といういかにもロシアの昔話らしいお話。
王さまは「Czar」、仲間の一人はロシアの農民をあらわす「moujik」になっている。
"The Fool of the World and the Flying Ship " -A Russian Tale
Retold by Arthur Ransom, Pictures by Uri Shulevitz
イングランド湖水地方の夏休み、子どもたちは湖の無人島でキャンプをし、ヨットに乗る。新大陸発見と「宝島」が共通知識の、いわば壮大なごっこ遊びだ。
現代の子どもたちにとっては、電報、料理人のいる屋敷など当時の生活自体が既に物語の世界だろう。
"Swallows and Amasons" by Arthur Ransome,1930
直径十センチほどの籠の中に、茶碗と棗(なつめ)が入り、別の竹筒に、茶筅と折りたたみ式の茶杓が入っている。
昭和初期のものと思われるが、玩具にしては凝り過ぎだと思ったら、携帯用らしい。お花見や紅葉狩りに持っていって、さらさらとお茶をたてて楽しむなんて風流なことだ。