記事一覧

電気に囲まれて

引っ越し先がいわゆる「all電化」なので、鍵の使い方、エレベーターの乗り方から始まり、IHのキッチン、お風呂の沸かし方、お湯の入れ方など、だいぶ慣れたがいちいちとまどうことが多い。出かけるとき防犯機能をセットすれば、解除のしかたが分からなくてブザーが鳴り続けるし、お風呂も「適当に」ではだめで量と温度を設定しなくてはいけないし。忠実だが融通の利かないメイドがいるような気がする。

苺ジャム

家の近くの商店街をぶらぶらしていたら、八百屋さんをみつけた。店先に苺がなんと4パック700円で並んでいた。買ってきて苺ジャムを煮てもらった。グラニュー糖と混ぜてしばらくおき、ルクルーゼであくを取りながらことこと煮ていくと、いいにおいがたちこめる。煮詰めていくとだんだん白くなっていく苺が、また真っ赤になってできあがり。鍋一杯の苺が小瓶三つ分くらいになってしまう。ひとつぶの苺の中に春の味が凝縮されている。

秋野不矩展

秋野不矩展を見にいった。静岡県の天竜川沿い出身で、京都に住み六人の子を育て上げ、九十代まで精力的に描き続けた画家だ。日本画の枠からはみでた雄大なインドの風景は見るたびに元気になる。

引っ越しその四

前より広いところに引っ越したはずなのに、なかなか段ボール箱が減らない。間取りの関係で収納場所を変えようとしているので、今必要なものかどうかと考えているとなかなか荷物が収まらない。年月と共に増えてきたものは、その人の歴史だと思うので大事にとっておきたいものを持ってきたはずなのに、今ではあまり使わないものをどうしたらいいか悩んでしまう。昔の御蔵があるといいなあ。トランクルームより大事に保存する感じがするし。

引っ越しその三

引っ越しが終って四日め。当日は、若いメンバー六人の引っ越し業者が手際よく荷物を運び出し、引っ越し先も近いので午前中に搬入が終ってしまった。
ただしその後に残された段ボールの山は今日になってもちっとも減らない。

引っ越しその二

引っ越しのため、ここしばらく荷造りをしてきた。いろいろ出てきて懐かしい反面、大事にしまっておいたものでも、時と共に古くなって今ではそれほど重要でなくなってしまったものもある。引っ越しは、ある程度、しまいこんであった過去と向き合い、整理しなくてはいけない。

土下座像

アップロードファイル 103-1.jpgアップロードファイル 103-2.jpg

京都三条大橋のたもとに、江戸時代の高山彦九郎とかいう武士の像がある。京都に来るたびに御所に向って拝礼した律儀な人だそうだが、あまり見目麗しい像ではない。それも通称「土下座像」というすごい名前で、京都の学生の待ち合わせ場所だそうだ。渋谷のハチ公前の京都版か。

引っ越しその一

引っ越しを前に、何もない部屋にノートパソコンだけ運んでもらって、悪戦苦闘で設定をして、何とかネット開通。まずはパソコン一台引っ越し完了。

キッシュ

アップロードファイル 101-1.jpg

キッシュを焼いた。バターで炒めたタマネギ、ベーコン、シメジとマイタケ入り。チーズは、ありあわせのレッドチェダーとパルメザン。卵と、生クリームがないので牛乳。でも焼きたてはなかなか。

工事現場

家の近くで大きな工事をしている。少し前まで広い空が見えていたところに、にょくにょきと鉄骨が組みあがっている。大学とデパートと映画館などができるらしい。昨日お昼ごろ、その近くの歩道橋の階段が、昼休みに行くヘルメット姿の作業員でいっぱいだった。今時では珍しいかもしれないが、みな男の人だった。すばらしい建物もこういう人たちの力仕事でできていくんだなあと思った。