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Jack-o'-Lanternもどき!?

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昨日まで街はオレンジと黒の「ハロウィーン」の飾り付けが目立っていた。単なる売込み戦略とケチをつけながらも、便乗してカボチャ入りクッキーを作ってみた。顔はカボチャの皮。

puffin

福島県の水族館「アクアマリンふくしま」に、エトピリカ(Tufted Puffin)がいた。ペンギンと同じように黒と白だが、ころっとした体型で橙色の嘴が印象的だ。「PUFFIN BOOKS」は「PENGUIN BOOKS」の児童書なので、パフィンはペンギンの子どもだと長いあいだ思っていたが違う種類だった。

蔵王とコキア

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山形市内の蔵王温泉に行った。大きなロープウェイで鳥兜(とりかぶと)山頂に登り、そこから一時間ほどかけてドッコ沼まで散策した。

翌日は早朝に露天風呂へ。木々に囲まれた青空の下、源泉が流れる音が聞こえ、強酸性のにごり湯の硫黄のにおいが独特な雰囲気だった。

蔵王温泉から別のロープウェイで地蔵山頂に。そこから熊取岳、馬の背、お釜の横を歩いて宮城県側の刈田岳に出た。霧で何も見えなかった。下るときの蔵王エコーラインからの紅葉はなかなか綺麗で、山頂の霧が信じられないほどだった。

茨城県の「ひたち海浜公園」はコキアが真っ赤だった。コキアは、和名「ホウキグサ」といい枝を束ねて箒にしたそうだ。赤くなるのは茎らしい。遠くからは見栄えがする。

糸紡ぎ

パイを5つ食べてしまったのを、糸を5かせ紡いだと誤解された怠け者の娘が王妃になる。代わりに糸を紡いでくれた黒い小人の名前を当てるはめになり、困った王妃の話が、イギリス民話のトム・ティット・トットである。麻でなく羊毛だが、ほんの少し紡いでみて、その大変さが分かった。確かに糸を紡ぐより名前を考えた方が楽そうだが・・・。

変身

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スピンドル(spindle)という手紡ぎ道具が手に入ったので、家にあった羊毛を紡いでみた。悪戦苦闘の挙句、ふわふわした綿の固まりが毛糸になり小さな敷物になった。綿の元は、10年ほど前にオーストラリアでヒツジから刈り取ったべたべたで灰色の汚いものだったので、その変身振りを思うと感無量。

(cf. 2008年7月21日「ふわふわ」)

「茶壷」

狂言の茂山逸平と日舞の尾上菊之丞(青楓改め)の共演の舞台を観た。狂言と舞踊それぞれに古典作品として在る「茶壷」を、狂言の台詞と日踊を組み合わせて新しい作品に仕上げていた。旅人の茶壷をスリが騙して取り上げようとするが、結局、どちらが持ち主かを裁く代官に騙し取られてしまう。代官の前で茶の由来を語る踊りをスリが真似しながら踊るところが秀逸。古い作品をそのまま伝えるのでなく、今に合わせて発展させていくのも伝統の継承だと思った。

葡萄

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山形県寒河江(さがえ)の産地直送ピオーネが来た。美味しかった。

遠鉄

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天竜浜名湖鉄道は、静岡県西部の浜名湖に沿って緑の中をのんびり走る。途中の西鹿島(にしかじま)駅で遠州鉄道に乗り換えてみた。こちらは赤が主体の二両編成で立ち姿からシャキッとしていると思ったら、本数も多く住宅地の中を走る現役電車だった。「天浜線」ののどかな風情とは正反対。30分ほどで終点の新浜松駅に着いた。

ライオンハート

ロビンフッドの話に登場するリチャード一世は「獅子心王」と呼ばれる。「Ivanhoe」の中では「Coeur De Lion」と呼ばれていた。ノルマンなのでフランス語。英語では「Richard the Lionhearted」になる。確かに直訳だ。

「Ivanhoe」覚え書き

英国のSir Walter Scott作「Ivanhoe」は、アーサー王伝説、ロビンフッド伝承、シェイクスピアなど取り入れた中世騎士物語の古典である。

舞台は、12-13世紀イングランド。獅子心王リチャード一世が十字軍遠征で囚われの身になった隙に、王弟ジョンが王位簒奪を企てる不穏な世の中で、サクソンとノルマンの対立が続いている。

騎士の鍛錬と娯楽を兼ね、ジョンが盛大な槍試合を開いた折、個人戦、団体戦共にアイヴァンホーと名乗る騎士が勝ち、その名誉をサクソンの姫ロウィーナに捧げる。

アイヴァンホーは、実はサクソンの族長の息子だが、ノルマンのリチャードに仕える騎士になったため父から勘当されている。服装など文化が違うし騎士になると封土を献上しなくてはならないからだ。

アイヴァンホーが助け、又助けられたユダヤ人の高利貸しイサクは、キリスト教徒からもイスラム教徒からも嫌われ蔑まれているが、ジョンや修道院長や貴族に金を貸す大金持ちだ。シャイロックを彷彿とさせる。

もめ事は一対一の試合で解決する。ノルマンの騎士は、手袋を投げるのが挑戦のしるしで槍と剣を使う。サクソンは斧。森人は弓矢や六尺棒(quarter staff)を使う。

ロクスリー、実は伝説の義賊ロビンフッドが魅力的。弓の名手で、ヤナギの枝を立てたものを的にして、真ん中に命中させ枝を真っ二つに裂く。敵に対し「クリスマスのベーコンの塊に刺したクローブのように矢で串刺しにしてやる」の例えが面白い。バラッドでしか伝わっていないロビンフッドのイメージ形成に、この作品が影響を及ぼした。

リチャードは女嫌いの冒険好きで政治にはあまり興味がなさそう。王に対する作者の皮肉な視線も感じられる。

若い頃にサクソンの父兄を殺され、ずっと囚われの身となっているウルリカは火事を起こして復讐を果たすが、同世代の騎士は現役なのに「老婆」扱いなのが悲しい。ちなみに、その過酷な運命は、サトクリフ「ともしびをかかげて」のアクイラの妹フラビアも同じだが比べるとフラビアは幸せになった方ではないかと思われる。

ユダヤ人の高利貸しイサクの娘、美しいレベッカは、医薬の知識を持ち、テンプル騎士の求愛を拒絶し続けたため火あぶりの刑を宣告される。アイヴァンホーに槍試合で助け出されるが、その誇り高い姿が印象的。

「サクソンとノルマンが融合し英語が話されるのは、後のエドワード三世の時代である」で話は終わる。ノルマン優位だが、言語などにサクソン文化も交わってイングランドひいては現在の英国に繋がっていったのが良く分かる。

'Ivanhoe' Sir Walter Scott1819