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鰻丼

夏は鰻の季節。大好物というわけではないが、決まった店で一度は食べなくてはいけない気になる。

その店は、夕方五時になると暖簾がかかり、店の外まで蒲焼きの香ばしい匂いが漂っていた。丼や長焼きの他には、鰻巻き(うまき)を頼んだ。一人ずつラッキョウを添えた熱々の厚い一切れの後、残ればお土産になった。

小さいころは背伸びすると調理場が見えた。職人さんが、串を打った鰻を炭火で焼きながら、時々タレにどぼんと浸していた。そのとなりでは、溶いた黄色い玉子汁を四角い鉄の鍋で調子良くひっくり返しながら焼いていた。それが「うまき」つまり「鰻入り出し巻き」だと気がついたのは、かなり後だ。

一緒に行く家族も状況も変わったが、店の味は変わらない。これが伝統の店の良さだろう。

ボストン美術館展

ボストン美術館には、明治初期に来日したフェロノサや弟子の岡倉天心が蒐集した仏像や日本画や絵巻が数多く残されている。廃仏毀釈により棄てられたものを保存してくれたという点で、今となっては感謝すべきだろう。

18世紀後半、江戸時代の曽我蕭白(そがしょうはく)の「雲龍図」は、襖八帖に巨大な龍が描かれた水墨画で、勢いと迫力があるが、龍の表情が何ともユーモラスだ。

遣唐使、吉備真備の活躍が楽しい「吉備大臣入唐絵巻」と、劇画的な「平治物語絵巻」は、まさに今のアニメの祖先だと思われた。

ボローニャのパスタ

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ボローニャ土産に生ハム入りパスタをもらった。袋の指示通りに、ケッパー、黒オリーブ、トマト、モッツァレラを揃えて作ってみたら、いつもと一味違う出来上がりになった。

靴の家

アメリカでは狭い家を靴箱(shoe box)に例えると聞いて
英国伝承童謡の
「There was an old woman who lived in a shoe」を思い出した。

「靴の中に住んでいるおばあさんは 子だくさんで大変
 スープだけ飲ませて 鞭でたたいてベッドに入れた」

という歌だ。

「cheese」2種

ロンドンの「Paxton&Whitfield」は、Stiltonで有名な王室御用達チーズ専門店だ。そのお土産の瓶詰めジャムに「Gooseberry Fruit Cheese」と書いてある。固めの滑らかなジャムを「cheese」と言うらしい。解説通り、チーズに添えたら絶妙の取り合わせだった。

アイスランドの絵本

アイスランド土産に絵本をもらった。近くの図書館にはアイスランド語の辞書は無かった。ヒエログリフはあるのに・・・

絵から類推するとトロルの親子の話らしい。チビトロルが「霜の巨人をやっつけてやる!」と勇ましいことを言うけれど、木から落ちそうになり「助けて!」と叫んで、パパトロルに助けてもらう。最後は、二人仲良く木の枝に座って火山を眺める場面で、めでたしめでたし。

アイスランドは、民族的にはノルウェーに近く、北欧神話の元「エッダ」が書かれた国だ。火山と温泉と魚の国だと聞いて親しみを感じた。それに出版も盛んな国だそうだ。

梅雨の京都

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賀茂大橋から初めて、後二條天皇陵、吉田神社入口、哲学の道の西田幾多郎碑、南禅寺、岡崎、三条大橋、錦市場あたりまで散策。

水出し紅茶

ミルクティーが好きなので、香りのついた紅茶が残ってしまう。思いついて水出し紅茶にしてみた。カシスとブルーベリー、グレープフルーツ、フランボワーズ、サクランボなど日替わりでなかなか楽しい。中でもレモングラスが爽やかで今の季節に合っていた。

コリコリ

児童文学者の石井桃子が、70歳の頃に書いたという幼い日の回想「幼ものがたり」を読んでいたら、姉の背中におんぶされた作者が、「家へ帰ったら、コリコリを□□ちゃんに分けてやろうね」と言う場面に行き当たって、何とも懐かしい気分に襲われた。

これは絶対にずっと前に読んだことがあると思って探しまくったら、「暮しの手帖」34号の中の「しゃけの頭」という随筆に同じ場面があった。これは、1956年出版なので作者が49歳の頃である。

子どもの頃に、たまたま家の本棚にあったのを引っぱり出して読んだ文章が、ずっと頭の隅に残っていたわけで、久しぶりに昔の友だちに会ったような気がした。

ちなみに「コリコリ」とは新巻鮭の頭のことで、幼い作者の好きな食べ物だった。

スコットランド料理

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英国土産の「Scottish Dishes」の本からいくつか作ってみた。

Smoked Haddock Kedgere、
Cheese & Onion Oat Pie、
Crunchy Rhubarb Oat Crumble、

燻製鱈の代わりに燻製の鰊、ルバーブの代わりに林檎にしたが、珍しい味でなかなか美味しかった。