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「万作萬斎狂言公演」

・成上がり・・・鞍馬寺に参詣する主人の供をする太郎冠者。預かった太刀をすっぱ(スリ)に盗られてしまい、物が変わる「成上がり」の話でごまかそうとするが叱られる。主従で、すっぱを捕まえようとするが・・・?
軽妙で楽しい演目だ。

・川上・・・吉野の里に住む盲目の男が、霊験あらたかな川上の地蔵に参詣し、見事目が開くが、その条件が「悪縁の妻を離別すべし」というもの。帰宅した男は、問答の末、妻と連れ添い続けようとすると、また目が見えなくなってしまう。
笑うところがない狂言を初めて観た。台風接近という外の喧騒を忘れさせる静かで味わい深い作だった。

・茸(くさびら)・・・屋敷中に茸が生えて困った男が、山伏に祈祷を頼む。ところが、祈祷のたびに人間大の巨大な茸が増えてくる。
色とりどりの傘をかぶった茸が、ひょこひょこと増えてきて笑わせるが、少し怖くなってくる。茸の動きは、厳しい修練あってのものだろう。

皆既月食

昨夜は皆既月食だった。午後7時半頃、空を見上げたら、黒っぽいオレンジ色に輝く満月があった。曇り空の時とは全く違う不思議な雰囲気の月だった。

夜半の台風の翌朝、大きな虹が出た。
ノアの箱舟の洪水の後の虹を思い出した。

柳行李

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昭和初期の柳行李。数十年の間、押入れの片隅で着物を埃からも湿気からも守っていた。

四国の東南端、室戸岬

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初日は、和歌山港から徳島港へフェリーで渡り、鳴門市の四国霊場札所第一番霊山寺(りょうぜんじ)へ。

翌日は、徳島市からJRと阿佐海岸鉄道とバスを乗り継いで室戸岬へ向かった。
(弘法)太子像前から第二十四番最御崎寺(ほつみさきじ)までの「へんろ道」はお遍路さんの気分。
そこから近い灯台を見て戻り、岬の先端の遊歩道へ出てから、バスと土佐くろしお鉄道を乗り継いで高知市に。
とにかく遠かった。

最終日は、路面電車で御免(ごめん)駅に行き、また電車で東に戻り安芸(あき)市の野良時計を見て、高知空港からプロペラ機に乗った。

北陸の旅

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曹洞宗の大本山、福井県の永平寺。
富山県富山市、常願寺川(じょうがんじがわ)の有峰(ありみね)ダムにせき止められた有峰湖。
石川県金沢市の兼六園と21世紀美術館。
最後は、近江町市場(おうみちょういちば)の海鮮丼。

ホルン

ホルンは、3メートル以上の長い管がぐるぐると巻かれているので音域が広い。
元々は狩の合図に使われた角笛からきているので、右手に馬の手綱を持つため、左手で操作する。
朝顔のように開いた先端に右手を入れて音程や音色を変える。

世界で一番演奏が難しい金管楽器といわれるが、教会の聖堂によく似合う優しい音色だった。

「はらぺこあおむし」の性別は?

絵本「はらぺこあおむし」のフランス語版、ドイツ語版を見たら、「あおむし」は女の子だった。「あおむし」が女性名詞だからだろう。

元々の英語版では、「あおむし」は男の子だが、日本語版では、そもそも性別がない。言語によって違うのが面白い。ところで、「あおむし」の時から性別があるのだろうか?

「はらぺこあおむし」(偕成社)

ホタテ貝

ホタテ貝は、帆を立てたように見える形から、その名がある。

一方、西欧宗教絵画では「豊穣」の意味を持ち、よく登場する貝だが、その英語名は「St.James shell」、つまり「聖ジェームズの貝」というそうだ。ジェームズとは、キリストの12使徒の一人、ヤコブの事で、つまり「聖ヤコブの貝」になる。

スペインのサンチアゴ・デ・コンポステラには、ヤコブの墓があるといわれ、遥か昔、その地への巡礼者は、ホタテ貝に紐を通して首に下げて行ったという。元々は、この貝をお皿の代わりにしたとか。

サンチアゴの「サン」は「聖」で「チアゴ」は「ヤコブ」で、つまり「聖ヤコブ」になる。聖ヤコブの墓がある場所だから、地名にその名がつき、その旅に持参した貝だから、その名がついたらしい。

改訂版

岩波の児童書、「風にのってきたメアリー・ポピンズ」の中に、磁石で世界旅行をして、北ではエスキモー、南では黒んぼ、東では中国の大官、西ではインディアンに会う話がある。子どもの時は面白いと思ったが、大人になって読み返してみると、書かれた時代には普通だったとはいえ今となっては差別的な表現が気になりだした。

そこで原書を手に入れてみたら、「Revised version」(1962)となっていて、それぞれ、ホッキョクグマ、インコ、パンダ、イルカという生き物たちに変わっていた。動物とも話ができ、親戚もいるメアリーポピンズならではの技だろう。

"Marry Poppins" 'Bad Tuesday' by Pamela L. Travers 1934