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琵琶

琵琶の語りを聴いた。平家物語で、那須与一が扇の的を射る場面だった。琵琶はギターほどの大きさだったが、縦にかまえて、大きなイチョウの葉のようなバチで奏していた。
時代はさかのぼるが、吉田神社の節分祭の儀式、「鬼やらい」の方相氏(ほうそうし)で連想される源博雅(みなもとのひろまさ)が好んだ琵琶の名器「玄象(げんじょう)」を思い出した。

節分

昨日は雨だったが、京都の吉田神社の節分祭に行った。平安時代に鬼を追い出す役目の方相氏の土鈴があった。今日は立春。おだやかな日。

 アリソン・アトリーには風を描いた作品がたくさんあるが、その一つに、Sam Pigがズボンを風に取られて追いかける話がある。ズボンが風でふくらんで、まるで生きているように逃げていき、いたずら好きな風小僧の姿が目に見える形で描き出されている。風は、さんざんSamを走らせ、空に飛ばしたりした挙句、最後はブルーベルの花の中に眠る赤ちゃん風になって、やっとSamはズボンを取り戻す。
 高いところに住んでいるので、風の音がよく聞こえる。恐ろしくもあり優しくもある風が身近に感じられ、アトリーの気持ちが少しばかり分かるようになった。

雪ウサギ

小学校の校庭の片隅にウサギ小屋がある。寒い冬の日差しの中で、ウサギが二匹集まって耳も寝かせて卵形に丸くなっていた。やっぱり寒いのだろう。雪で作る雪ウサギにそっくりだった。

鏡開き

鏡餅を飾るわけではないが、小豆を煮てお汁粉をつくった。
イギリスの伝承童謡に「On the first day of Christmas」から始まって12日間、恋人がくれたプレゼントを並べた歌があるが、日本でも、鏡開きまでの11日間が、お正月とすると、似たような期間だ。

フィンランドのジャム

フィンランドのおみやげの、hjortronのジャム。クラウドベリーというらしい。オレンジ色のきれいなジャムだが、小さな実で種がいっぱいの野生的な味。日本のふわふわの白パンでは負けてしまうが、酸味のきいたライ麦パンを薄く切ってのせると、よく合っておいしい。

お菓子の家

スゥエーデン製のお菓子の家セットが来た。といっても、入っているのはクッキーの屋根や壁と煙突だけ。その他の材料を買いそろえて、お菓子の家の製作にとりかかる。こちらは見学。まず粉砂糖とレモン汁をこねてアイシングを作り、それを糊にして組み立てる。茶色の素朴な丸木小屋という風情。窓ガラスは板ゼラチン。そこに、マシュマロ、マーブルチョコ、ピンクと白のチョコペンで飾り付けると、華やかなお菓子の家ができあがった。
その後は、ヘンゼルとグレーテルの気分でお茶のおともにした。ジンジャー味のクッキーが思いの外おいしかった。

2009年元旦

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ArtRageで描いた新作

エリック・カール展

微妙に違う色合いの様々な緑の色紙を切り抜いて貼っていくと、あおむしの胴体ができあがる。その無数の色紙自体が作者の手作りだ。
切り抜いた残りの色紙で作品を作り上げたり、大きなあおむしの顔を切り抜いてお面にしたり、そもそも、穴あけパンチで紙にあけた穴が、小さな虫が食べた穴に見えたところから「はらぺこあおむし」の絵本ができたという。ほんとうに創ることを楽しんでいるエリックおじさんだった。
(「はらぺこあおむし」偕成社)

木簡

 近くの大規模工事現場で出土した木簡(もっかん)を見た。木簡とは、細長い板切れに文字を書き記したもので、表面を削ると再利用できるので、奈良時代の役所で高価な紙より手軽に使われた。実物は、巾2.5センチ位、縦15センチ位の木切れで、何か文字が書いてあるが、素人目には古ぼけた木切れにしか見えない。
 でも、これが発見されたということは、当時の政治の中心地、平城京と深いつながりがあったという意味になるそうで、このあたりが8世紀の昔から結構栄えていたのがわかる。その後、住む人が入れ替わり時代も移り変わってきたが、過去と現在は切り離されたものではなく、ずっとつながってきているのだなあとあらためて思った。