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正倉院展

奈良の正倉院には、八世紀の聖武天皇と光明皇后ゆかりの品や、東大寺大仏開眼会(え)に使われた仏具などが収められている。毎年秋の正倉院展では、九千件ともいわれる宝物から六十件ほどが展示される。

今年は、蘭奢待(らんじゃたい)と呼ばれる香木があった。この名の中には「東大寺」という文字が隠されている。一見枯れ木風だが、織田信長や明治天皇が切り取ったといわれる跡が残っている。

赤銅柄香炉(しゃくどうのえごうろ)は、儀式などのとき僧が手に持って香を焚き仏を供養し室内を静める道具だそうだが、お雛様の三人官女のひとりが持つのに似ていた。

紅牙撥縷尺(こうげばちるのしゃく)は、象牙を染めて文様を彫った三十センチほどの物差しで、儀式に使われたらしい。赤の色が鮮やかで、鹿を追う虎や植物などが細かく細かく彫られている。

金銀鈿荘唐大刀(きんぎんでんそうのからたち)は、聖武天皇愛用の品で、白鮫の皮が巻かれ、透かし模様と宝石で飾られた金具の柄が美しい。どれも専門用語で名前が難しく、英語の説明の方が簡単で判りやすいことも多かった。

「カエルはカエル」

「Kikker is Kikker」(Max Velthuijs作)という絵本をオランダ土産に貰った。

カエルが、友だちのアヒルのように飛べないし、ブタのように美味しいケーキが焼けないし、ノウサギのように本が読めないと落ち込むか、ノウサギに「君は、すてきな緑色だし泳げるし跳べるじゃないか」と言われて、自分の個性に気づいて元気になるという話らしい。

蛙は、英語「frog」、フランス語「grenouille」、ドイツ語「frosch」、イタリア語「rana」だそうだ。辞書を引いても活用形が違うのでさっぱり分からないオランダ語だったが、この単語に関しては「k」音で始まるところが日本語と同じで少し親近感を感じた。

フジバカマ

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秋の七草の一つ、藤袴は名前も薄紫の色も風情がある。

Jack-o'-Lanternもどき!?

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昨日まで街はオレンジと黒の「ハロウィーン」の飾り付けが目立っていた。単なる売込み戦略とケチをつけながらも、便乗してカボチャ入りクッキーを作ってみた。顔はカボチャの皮。

puffin

福島県の水族館「アクアマリンふくしま」に、エトピリカ(Tufted Puffin)がいた。ペンギンと同じように黒と白だが、ころっとした体型で橙色の嘴が印象的だ。「PUFFIN BOOKS」は「PENGUIN BOOKS」の児童書なので、パフィンはペンギンの子どもだと長いあいだ思っていたが違う種類だった。

蔵王とコキア

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山形市内の蔵王温泉に行った。大きなロープウェイで鳥兜(とりかぶと)山頂に登り、そこから一時間ほどかけてドッコ沼まで散策した。

翌日は早朝に露天風呂へ。木々に囲まれた青空の下、源泉が流れる音が聞こえ、強酸性のにごり湯の硫黄のにおいが独特な雰囲気だった。

蔵王温泉から別のロープウェイで地蔵山頂に。そこから熊取岳、馬の背、お釜の横を歩いて宮城県側の刈田岳に出た。霧で何も見えなかった。下るときの蔵王エコーラインからの紅葉はなかなか綺麗で、山頂の霧が信じられないほどだった。

茨城県の「ひたち海浜公園」はコキアが真っ赤だった。コキアは、和名「ホウキグサ」といい枝を束ねて箒にしたそうだ。赤くなるのは茎らしい。遠くからは見栄えがする。

糸紡ぎ

パイを5つ食べてしまったのを、糸を5かせ紡いだと誤解された怠け者の娘が王妃になる。代わりに糸を紡いでくれた黒い小人の名前を当てるはめになり、困った王妃の話が、イギリス民話のトム・ティット・トットである。麻でなく羊毛だが、ほんの少し紡いでみて、その大変さが分かった。確かに糸を紡ぐより名前を考えた方が楽そうだが・・・。

変身

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スピンドル(spindle)という手紡ぎ道具が手に入ったので、家にあった羊毛を紡いでみた。悪戦苦闘の挙句、ふわふわした綿の固まりが毛糸になり小さな敷物になった。綿の元は、10年ほど前にオーストラリアでヒツジから刈り取ったべたべたで灰色の汚いものだったので、その変身振りを思うと感無量。

(cf. 2008年7月21日「ふわふわ」)

「茶壷」

狂言の茂山逸平と日舞の尾上菊之丞(青楓改め)の共演の舞台を観た。狂言と舞踊それぞれに古典作品として在る「茶壷」を、狂言の台詞と日踊を組み合わせて新しい作品に仕上げていた。旅人の茶壷をスリが騙して取り上げようとするが、結局、どちらが持ち主かを裁く代官に騙し取られてしまう。代官の前で茶の由来を語る踊りをスリが真似しながら踊るところが秀逸。古い作品をそのまま伝えるのでなく、今に合わせて発展させていくのも伝統の継承だと思った。

葡萄

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山形県寒河江(さがえ)の産地直送ピオーネが来た。美味しかった。