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イギリスの旅その1

オリンピックを控えたLondonのHeathrow空港には、
「Proud to be Host Airport」とあった。
また、女王の即位60周年を祝う「The Queen’s Diamond Jubilee」の年でもあるので、王室御用達の紋章を掲げたFortnum & MasonやHatchardsには、特設コーナーができていた。
街全体が活気があるようだった。

前者では紅茶とママレードを数種類買いこんだ。
後者は英国で一番古い書店(1797年創業)で、絨毯敷きの階段に木の手すりや本棚は、店というより落ち着いた書斎という感じだった。

地下鉄の一日乗車券で市内を回った。切符を入れると少し先から出てきて、それを取ってから改札のドアが開くのが日本と違う。
「Mind the gap」の放送はいつもある。水平の隙間だけでなく、段差の場合もある。
ミュージカルを二つ観た。(WickedとBilly Elliot)
Victoria and Albert Museumは、建物もすてきだった。

インドの紅茶

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インドのお土産に「masala」風味の紅茶を貰った。
表示どおりに普段よりお湯の量をぐっと少なくして砂糖と牛乳を入れてみたら、煮立てる手間がなく簡単に異国風の味と香りになった。インドと英国の合体という感じ。

ちなみに、「masala」は、「混ぜ合わせたもの」という意味で、つまり「混合スパイス」。カレーに使われる「ガラムマサラ」の「garam」は「辛い」という意味だそうだ。

桜の通り抜け

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大阪市の造幣局。
画一的なソメイヨシノでなく、様々な品種の桜が、白からピンクの濃淡の色合いで八重の花びらも美しくのびのびと咲き誇っていた。

京都御所その2

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 京都御所の一般公開。観光バスが列をなし、各国の観光客のことばが飛び交い、「御所限定」の記念品が並ぶ一大観光地になっていた。
 大正、昭和天皇の即位が行われた後は使われていないので過去の歴史的建造物だが、宮内庁と皇宮警察が仕切っているところが一味違う。
 紫宸殿前の左近の桜がまだ咲いていないのが残念だった。

苺の季節

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通りがかりの小さな八百屋さんで出盛りの苺が安く売られていたので、さっそく苺ジャムにした。煮ているときに漂う香りが魅力でジャムにしてしまうのかもしれない。煮方が足りないと白っぽさが残るが、今年はなかなか上手くいった。

お豆腐狂言会

茂山一門の「お豆腐狂言会」を観た。
嘘にちなんだ三つの演目だった。

最初は「磁石」。遠江の「田舎者」が都に上る途中、すっぱ(詐欺師)に騙され人買いに売り飛ばされそうになるが、逆に人買いの代金をせしめて逃げる。太刀をかざして追ってきたすっぱに対し、「自分は磁石の精であり、抜き身の刀は飲み込んで力となるが、鞘に収めると弱る」と逆に騙して太刀も取り上げてしまう。

次は「因幡堂(いなばどう)」。大酒飲みの妻を勝手に離縁した男が、因幡堂に新しい妻を願いにいく。神の御告げと信じて、衣を被った女と婚礼の盃を交わしたら、なんと元妻だった!

最後は、木下順二作の新作狂言「彦市ばなし」。関西訛りの熊本弁で、天狗の隠れ蓑を騙し取った彦市の苦労を面白おかしく描く。最後の場面、水の中を泳ぐ彦市と天狗の子が秀逸で、それを河童だと思い込む殿様も良かった。

狂言は、折り目正しくて、からっと明るく楽しい。

「高砂」

能の観世流の「高砂」の舞を見た。これは「相生の松によせて夫婦愛と長寿を愛でる爽やかでおめでたい早春の能」で、住吉大明神が舞う。神を舞うときは、内にエネルギーを溜めて舞うのだそうだ。分かりやすく外に発散しない様式美の極致が、能の世界かと思った。

「尾張徳川家の雛まつり」

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名古屋市の徳川美術館で「尾張徳川家の雛まつり」展を見た。

代々の藩主に輿入れした姫たちが持参した雛人形が飾られていて、特に19世紀前半の福君(さちぎみ)の菊折枝蒔絵(きくおりえだまきえ)の雛道具が豪華だった。菊の枝と実家の近衛と徳川の紋が模様になっていて金具は銀の精巧なつくりで、化粧道具、着物、茶道具、文具、食器、楽器、それに将棋盤、碁盤、双六盤、貝合わせの貝桶など何でも揃っていた。

「雛」から連想される可愛さ可憐さとは程遠く、質量共に圧倒される迫力だった。

ちなみに、蒔絵(まきえ)とは、漆器の表面に漆で絵などを描き、それが乾かないうちに金や銀などの金属粉を「蒔く」ことで器に定着させる技法だそうだ。

「Lentil」

くちびるがすぼまって酸っぱそうな顔になる食べ物というと、日本では、まず梅干だが、アメリカではレモンのようだ。

1930年代のアメリカ中部オハイオ州の小さな町。町一番の名士が久しぶりに帰郷するので、歓迎する町中の人々が駅に集まった。ブラスバンドがまさに演奏しようとしたとき、嫌われ者のじいさんが、屋根の上でこれみよがしにレモンをすすって見せたので、楽団員のくちびるがすぼまって楽器が吹けなくなってしまった。さあ大変!

この危機を救ったのが、少年レンティルだった。彼は、音楽が好きなのに歌うことができず、くちびるをすぼめることができないので口笛も吹けなかった。そこで、お金をためてハーモニカを買い、毎日練習していたのだ。

ハーモニカを吹きながら歩くレンティルと町の様子、また人々の表情が生き生きと描かれていて楽しい絵本だ。

'Lentil' by Robert McCloskey(1940)