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聖母マリアたち

Bunkamuraの「ボッティチェリとルネサンス」展。15世紀後半のフィレンツェ。聖母マリアの纏う繊細な金のヴェールが美しい。
国立西洋美術館バロックの画家、「グエルチーノ」展。その昔、ダンテが見て感想を書き残している。
新しい常設展示のフェルメール(帰属)「聖女プラクセディス」。
銀座の教文館カフェで「タンネちゃんとミルクティー」で休憩。

ハインリヒ・シュリーマン

「ギリシア考古学の父シュリーマン」展を見にいった。
ドイツ生まれの考古学者、ハインリヒ・シュリーマン(1822-1890)が、晩年に発掘したティリンス遺跡(ギリシア、ペロポネソス半島東岸)の発掘報告書の原画28枚その他が展示されていた。
中には、建築家デルプフェルトに助力を頼んだ発掘現場の精密な図面や、土器の破片の正確な在りかに悩んだ跡が残されたものもあった。

子どもの頃、「夢を掘りあてた人」という岩波児童書が好きだった。
シュリーマンという人が貧しい中、働きながら独学で十数カ国語をマスターし、大商人となった後、商売から身を引き、私財を投じて、長年の夢だったホメロスが歌うトロイアの遺跡を発掘したという物語である。
「イーリアス」「オデュッセイア」やギリシア・ローマ神話に親しむきっかけにもなった本だ。もちろん、トロイアびいきだった。

その本は、今となっては伝記としては正確ではないらしいが、彼が、ホメロスの詩を読みこんで発掘の参考にし、古代ギリシア以前にミケーネなど古い文明があったことを立証したのは確かなようだ。

コバノミツバツツジ

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兵庫県西宮市の廣田神社にコバノミツバツツジの群落がある。中には樹齢150年以上といわれ、高さ3、4メートルの大きな株もある。
三枚の小さな葉がつき、花も小さいが、集団になると華やかだ。

「釣狐(つりぎつね)」

茂山家の狂言、「釣狐」を見た。

たくさんの狐を「釣る」、つまり「捕獲する」猟師がいた。一族を殺された古狐は、猟師の伯父に化けて猟師を訪ね、殺生を止めるように説得する。猟師は一旦は納得するが、伯父の様子を不審に思い、罠をしかける。古狐は、狐の姿に戻って罠にかかるが、間一髪で逃げのびる。

人間に化けた狐のしゃべり方、また狐に戻って飛び跳ねる動作など、演技力と体力が必要な作品で、これを演じると一人前の狂言師として認められるという。
見終わった後、楽しい笑いの演目とは一味違い。古狐の心持ちがしみじみと感じられた。

宮崎県の旅:その2

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宮崎県中部の綾城(あやじょう)は、綾町(あやまち)特産の木材で復元された山城だ。
歴史的には、14世紀に足利氏の家臣、細川氏が築き、綾氏と名乗ったといわれる。その後、城を支配した伊東氏は、16世紀に島津氏に滅ぼされた。
その時、8歳だった伊東氏の息子は、忠実な家臣に守られ豊後(今の大分県)の大友氏の元に落ちのびた。後に彼は、天正少年使節の正使、伊東マンショとして、1585年にローマ教皇に謁見した。

宮崎県の旅:その1

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宮崎県の中ほどにある西都(さいと)市の「西都原」(さいとばる)に行った。3世紀に造られたといわれる古墳群の近くに、満開の桜の木が連なり、菜の花畑が一面に広がっていた。桜より先に咲き、桜が散っても咲き続けるという菜の花が力強かった。

翌日は、南部の都城(みやこのじょう)市の「関之尾(せきのお)の滝」を見た後、鹿児島県に入って霧島神宮に行った。ここは古代神話の天孫降臨の主役、天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が祭られている。南国の濃い緑と満開の桜の中でウグイスが元気よく鳴いていた。

姫路城とブルーインパルス

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兵庫県姫路市の姫路城。改修が終わって白くなった。

シムネル・ケーキ

シムネル・ケーキ (simnel cake)を作ってもらった。
これは、16世紀初めの英国、ヘンリー7世の料理人が初めて作ったのでその名があるとも言われ、その後、イースターに作られるようになって今に伝わる。

ドライフルーツやクルミがたっぷりのフルーツケーキの中に、アーモンドと砂糖で作るマジパンが層になって入り、上にも、11個の、イースターにつきものの卵に見立てた薄黄色のマジパンの球が飾ってあるという濃厚なケーキだ。

この飾りは、イエスの弟子のうちユダを除いた11使徒を表しているそうだ。黄色のリボンで飾られて、見かけは春らしいが、中身はまことにどっしりとしていた。

センバツ

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兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で、「第87回選抜高等学校野球大会」の開会式があった。
入場行進のとき、大声で掛け声をかけながら足並みをそろえてキビキビと歩く学校もあれば、静かに普通に歩く優勝候補の学校もあった。
全員が入場すると、校名の旗が一気に開いた。

お雛様の飾り方

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京都市中京区の丸平文庫「丸平代々の雛人形展」に行った。
様々な種類の雅なお雛様が飾られていて、色々お話があった。
京都では、向かって右側に男雛を飾る。
昔は「左」が格が上だったので、男雛(帝)と女雛(后)が並ぶ場合、格上の男雛が左側になった。

また「右近の橘、左近の桜」でも、左が格上なので桜(元は梅らしい)が男雛に付随し、橘は、実をつけるので子孫ができる象徴、つまり女雛に付随する。

それが、明治時代に西欧に倣って天皇皇后の立ち位置が逆転したので、お雛様も東京をはじめ全国的に逆な並べ方が主流になったそうだ。長年の疑問が一つ解決した。