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プロセルピナ

James Reeves作の 'Pluto and Proserpine'という詩がある。

黄泉の国の王プルートがプロセルピナに求婚する。
私の女王になるなら結婚指輪を与えようというプルートに、
プロセルピナは、黄泉の国には花や鳥の声や子どもの笑いや日の光があるかと問う。
どれも無いと言われた彼女は、
「花や鳥や日の光には飽きたし、私は暗闇は怖くないから、あなたと結婚して、笑いがない人たちを慰めてあげるわ」と答える・・・という内容だ。

神話では、問答無用でさらわれて黄泉の国の女王になるプロセルピナだが、この詩では、彼女が求婚を納得して受け入れるというのが良かった。

'Blusterous day'

先月の台風は恐ろしく風が強かった。その後、川岸の松の木が根こそぎ倒れていたのを見て、Poohの話を思い出した。Owlによれば'Blusterous day'、つまり「暴風が吹き荒れる日」の話である。

PoohとPigletが、風の強い秋の木曜日に 木の洞にあるOwlの家にいると、突然その木が倒れた。いまや床が壁になり、壁が天井になってしまった家の中で、Poohの思いつきにより、Pigletが天井にある郵便受けから抜け出し助けを呼びにいく。臆病なPigletの一世一代の大活躍である。その間、Owlは伯父の話を延々と続けていた・・・。

昔から楽しく読んできたが、挿絵を見ながら読み返してみると、かなり大変な状況である。
そういえば以前、大雨で家に閉じ込められたPigletを、やはりPoohの素晴らしい思いつきで助け出す話もあったし、大雪もあった。のどかな理想郷に思われる「the Hundred Acre Wood」だが、時には気候が荒々しくなるようだ。


'In which Piglet does a very grand thing',
"The House at Pooh Corner" by A.A.Milne

嵐の前の・・・

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爽やかな秋晴れの一日だけれど、週末に台風上陸の予報が出ている。今年三つ目の直撃は免れたいものだが、科学技術が進んだ現代でも、家にこもって行き過ぎるのを待つしかない。800年前に「方丈記」を書いた鴨長明に時代を超えて親しみを覚える。

徳島県(阿波)の旅

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・鳴門(なると)市
大塚国際美術館

・徳島市
県立近代美術館、城跡公園、眉山(びざん)ロープウェイ

親切な地元の方々と、スダチ

デニムのおかげ

小雨の中、左手に傘、右手に鞄を持って繁華街の歩道をせかせか歩いていたら、何かにつまずいたのかいきなり派手に転んでしまった。雑踏の中で焦ったが何とか立ち上がって歩くことができ、無事に目的地に着いた。ほっとして調べてみたら厚地のデニムの膝が破れていたものの、傷は無く打ち身だけですんだ。衣服といえば防寒や身だしなみや流行くらいしか思わなかったが、皮膚を保護するという大事な役目があるのに今更ながら気づいた。

停電

台風の後、停電した。テレビのニュースも見られないし、スマホの充電量も心もとない。だんだん暗くなってくるので蝋燭を出してつけようとしていたら、有難いことにパッと電気がついた。情報化社会といっても、一瞬で孤立してしまうのを思い知らされた。

箱根の旅

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1日目
小田原(神奈川県)ー箱根湯本:箱根登山線
箱根湯本ー強羅(ごうら):登山電車
強羅ーポーラ美術館:バス

登山電車のスイッチバック、ポーラ美術館

2日目
強羅ー早雲山:登山ケーブルカー
早雲山ー大涌谷(おおわくだに)ー桃源台港:ロープウェイ
(芦ノ湖)桃源台港ー箱根町港:箱根海賊船

箱根町港ー(元箱根)ー小涌谷(こわきだに):バス
小涌谷ー強羅:登山電車

大涌谷の黒たまご、箱根関所、強羅公園

3日目
箱根湯本ー(甘酒茶屋)ー元箱根:バス(箱根旧街道線)
元箱根ー三島(静岡県):バス

箱根湯本の露天風呂、甘酒茶屋、広重のような富士山、
三嶋大社…源頼朝、徳川家康など武士の崇敬を集めた。

長野県北部の旅

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1、長野市
松代(まつしろ)城跡…17世紀初め関ヶ原の戦い後、上田から移ってきた真田信之を初代藩主とする松代藩の城跡。

善光寺…野沢菜入りおやき

戸隠(とがくし)神社、五社参り…北アルプス山麓、投げ飛ばされてきた天岩戸(アマノイワト)が起源という戸隠山にあり、天岩戸開きに関係した神々を祭る。
・奥社…入口から40分続く参道。見事な杉並木。アメノタヂカラオノミコトを祭る。
・九頭竜(くずりゅう)社
・火之御子社(ひのみこしゃ)…アメノウズメノミコトを祭る。
・宝光社(ほうこうしゃ)
・中社(ちゅうしゃ)

戸隠蕎麦

2、白馬村、小谷(おたり)村栂池(つがいけ)経由で
JR南小谷(みなみおたり)へ行き、
「リゾートビューふるさと」で南アルプスに沿って南下し
JR松本へ。

小さい秋

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この夏で初めての秋らしい日だったので、京都駅界隈に小さな散歩に出かけた。西本願寺ではツクツクボウシが聞こえ、東本願寺からは東山が綺麗に見えた。時期外れなのか、珍しく観光客も少なめで、どちらも駅の雑踏が信じられない静けさだった。

Georgeの別名

ドイツ生まれのレイ夫妻が、パリで創り出した小猿は「Fifi」と名付けられた。夫のハンスが描き、妻のマーガレットが話を書き、二人は、その原稿を持って第二次大戦中にアメリカに移住した。

戦後、それが絵本として出版されるとき、その小猿は「George」という名前になった。
その後、イギリスで出版されるときは、時の国王と同じ名前になってしまうので「Zozo」と変えられ、しっぽが付け加えられた。当時、イギリスでは、しっぽがあるのが「monkey」で、ないのは「ape」と区別されていたからだそうだ。

日本では「ひとまねこざる」として岩波から出版された。最初は縦書きで、スパゲッティが「うどん」と訳されていた。隔世の感がある。けれど、知りたがりやで大騒動を巻き起こすジョージの憎めない可愛さは、年月が経っても変わらない。

"Curious George Takes a Job" by H.A.Ray,1947