2006年8月にこの小さな記録をつけ始めて以来、14年が経った。
ここで一区切りつけようと思う。
予測のつかない昨今だが、来年の今頃はどうなっているだろう?
2006年8月にこの小さな記録をつけ始めて以来、14年が経った。
ここで一区切りつけようと思う。
予測のつかない昨今だが、来年の今頃はどうなっているだろう?


今年は低温長雨だが、やっと梅雨明けが近づいてきた。
梨の実も育ったが、毎年このあたりで剪定されてしまう。
一週間後に生後六か月になる赤ちゃん。
くるくる寝返りをして(ただし片方向だけだが)、両手を広げてニコニコしながら抱っこをせがむ。
この先も元気に育って下さい。
Harry Potterシリーズの作者、J.K.Rowlingが5月末から数章ずつウェブ上で公開していた「The Ickabog」が完結した。子どもたちから募集した挿絵を添えて、今秋に出版されるという。 久しぶりに結末が分からないお話を読むのは楽しかった。最初に登場した頼りない王様が、紆余曲折を経て最後にも出てきたのは良かった。
さて肝心の「Ickabog」だが、何と発音するのだろうか?

久しぶりのガーデンズ
生後五か月の赤ちゃんは寝返りができるようになった。
今月のBCGを含め、毎月たくさんの予防接種をした、
裏ごししたおかゆを二さじ食べた。
すくすく育っている。
自粛期間中、久しぶりに神話の本を出してきた。
この先、社会がどう変わるか分からないけれど、これらは変わらず伝えられていくだろう。
・「ギリシア・ローマ神話:伝説の時代」トマス・ブルフィンチ(米国生まれ)作、大久保博訳、角川文庫
・「北欧神話と伝説」ヴィルヘルム・グレンベック(デンマーク生まれ)作、山室静訳、講談社学術文庫
・「カレワラ物語:フィンランドの神々」小泉保編訳、岩波少年文庫」

梅雨入り後の紫陽花

梅雨入り間近の花菖蒲
生後四か月の赤ちゃんは首が座りかけていて、うつ伏せにすると首を持ち上げる。自力で首を支えることができるようになるのを「首が座る」というのは面白い表現だ。
ギリシア神話に次のような話があった。
ゼウスが寵愛した女性の一人にちなんで名づけられたアイギーナの島は、その息子のアイアコスにより治められていた。
それを憎んだゼウスの正妻、ヘーラーが島に疫病を送ったため、国は荒れ果て動物も人も死に絶えた。
アイアコスは嘆き悲しみ、父であるゼウスの祭壇に祈りを捧げると祈りは聞き届けられ、近くの樫の木を登っていくおびただしい数の蟻が人間になった。
アイアコスは、蟻(ミュルメクス)から生まれたこの勤勉な種族を、蟻にちなんで「ミュルミドーン」と呼んだ。
この中の疫病に関する描写は、紀元前5世紀、ギリシアの歴史家、トゥキディデスが、当時アテーナイに起こった疫病について体験したことを書いたものが元になっているそうだ。
人類は、古代神話の世界から今に至るまで疫病に悩まされてきたということで、数千年経っても進化しているのかどうか分からなくなってきた。
「ギリシア・ローマ神話:伝説の時代」トマス・ブルフィンチ著、大久保博訳、角川文庫

ライ麦粉入りの特製ホットケーキ


三月下旬に花盛りだったスモモに小さな実が生っていた。

満開のツツジ

新緑の夙川
赤ちゃんは、生まれて三か月でほぼ二倍の重さになる。
3kg弱が6kg弱という驚異的な成長速度だ。

人間界は今年は大変だが、桜はいつものように綺麗に咲いて綺麗に散っていく。

夙川沿いの貫禄の桜

夙川舞桜

西田公園
「梟山伏」(ふくろやまぶし)」という狂言がある。
フクロウのように「ホーホー」と啼く病気にかかった患者を治そうと山伏がよばれるが、このフクロウ菌は強力で、折伏どころか周りの人も感染し、ついには山伏も感染してしまう。
「ホーホー」という鳴き声と仕草が面白くて舞台を見たときは笑ったが、医療従事者も感染している現状では笑えない。
14世紀の室町時代に確立した長い歴史を持つ狂言の乾いた笑いの裏には、いくさ、疫病など厳しい現実があり、それらを乗り越えて笑いに変える強さとしたたかさが含まれているのだろうと思った。

スモモが満開に近い。

スモモが咲き出した。
今年生まれた女の子にとっては初節句。
バーネット作「小公子」は、アメリカ生まれの少年セドリックが、ある日イギリス貴族ドリンコート伯爵の唯一の跡継ぎ「フォントルロイ卿」であると知らされるところから始まる。
久しぶりに読んだら、19世紀後半、南北戦争後で、若い国アメリカも、歴史ある国イギリスも共にまだ活気のある時代の話だった。
ちなみに原題は、「Little Lord Fauntleroy」だが、この「Fauntleroy」は、「son of the king」という意味らしい。
世界三大宗教の一つイスラム教の創始者ムハンマドと、聖徳太子として知られる厩戸皇子(うまやどのみこ)は、共に6世紀後半から7世紀前半の人でほぼ同時代人だそうだ。イスラム教は結構新しい宗教だ。

梅が早くも満開に近い。
南仏出身のパン屋さんのお店で「シューケット」というお菓子を見つけた。丸くてサクサクしてとても美味しい。食べながら、これは「大草原シリーズ」の「vanity cakes」だと思った。
「大草原シリーズ」は、作者ローラの子ども時代の経験を元にした19世紀半ばのアメリカ開拓者の生活を描いた作品である。決して豊かではない厳しい生活だが、ローラの母さんは色々工夫して美味しい料理をつくってくれる。たくさんの学校友だちを招いたときのおもてなしが、この「vanity cakes」だった。これは、卵を泡立て小麦粉と混ぜて一口大にしてこんがり油で揚げたもので、甘くはないが「Rich and crisp」そして中は空っぽと書かれている。
「虚栄心(vanity)のように、膨らんでいるけれど中身は空っぽ」という名前も面白い。遊んだ後で、搾りたてのミルクを添えたこのおやつはとても美味しかったことだろう。
"On the Bank of Plum Creek" by Laura Ingalls Wilder, 1953


英国土産のマーマレード。
材料を見たら「Qince,Sugar,Lemon Juice」などとあって肝心なオレンジが無い。調べてみたら「Qince」とは、マルメロ(セイヨウカリン)のことで、古代ギリシアから古代ローマに伝えられた「蜂蜜で煮たマルメロ」が、マーマレードの語源という説もあるらしい。
オレンジの代用品にマルメロを使ったのかと思ったが、こちらの方が歴史が古いようだ。
岩波の「星の王子さま」の原題は、「Le Petit Prince」、英語訳では「The Little Prince」なので日本語の直訳では「小さな王子」になる。最近は色々な新訳も出ているようだが、「星の王子さま」に親しんできた人間にとっては、内容を的確にあらわした良い題名で、これ以外の題名はしっくりこない。翻訳は別の作品になる部分もあると思う。

毎年、寒風の中で花開く梅だが、この冬は暖かいので早めにのびのびと咲き出した。

赤い薔薇は華やかで香りも良く存在感があるが、棘があるので扱いづらい。さすが花の女王といった貫禄だ。


西宮神社、一月十日午前六時、開門神事の後。

今年の冬は今のところあまり寒くなく過ごしやすい。

令和最初のお正月。