こっそり船に乗り込んだ少年、Timは、船乗りたちに可愛がられ航海を楽しんでいたが、あるとき大嵐に出会い、船長と二人、沈みゆく船に取り残されてしまう。
船長は「泣くんじゃない。勇気を出せ。われわれは、Davy Jonesに囚われるのだから泣いても無駄だ」と、Timに語りかける。
海の美しさと怖さが描かれ、Tim と船長さんの勇敢さが心に残る。
作者が描く絵が素晴らしい。
Davy Jonesは、良く知られた海の魔物らしいが、日本語版は「うみのもくず」となっている。瀬田貞二氏の名訳だ。
'Little Tim and The Brave Sea Captain' by Edward Ardizzone