ヘルシンキ生まれのオッコ・カム指揮のコンサート。
最初は、フィンランドのシベリウス作曲「交響詩:吟遊詩人」。フィンランドの民族楽器「カンテレ」の響きをハープで表している。
次に、チャイコフスキー作曲「バイオリン協奏曲ニ長調」
バイオリンは、神尾真由子。二十一才だが、フレッシュさを通り越して堂々たる演奏。
最後は、同じくロシアのラフマニノフ作曲「交響曲第二番ホ短調」。
アンコールは、やはりシベリウス作曲「悲しいワルツ」
それぞれの曲が、それぞれの作曲家らしい雰囲気だが、背景に荒涼とした雄大な自然があるのが共通している。聞きながらヘルシンキはもう日が短くて寒いことだろうと思った。