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厳冬の奈良に一泊その2

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奈良県明日香村、キトラ古墳壁画保存管理施設(「四神の館」内)で、「玄武」と、人間の体を持つ十二支のうち子、丑、亥像が描かれた「北壁」を見学した。

キトラ古墳は、7世紀末から8世紀に造られたといわれる。1983年の玄武をはじめとして、その後、次々と四神や十二支像や天文図など極彩色の壁画が発見された。それらは、石壁に塗られた漆喰の上に描かれていたが、2004年に保存のため剥ぎ取り繋ぎ合わせて修復されることになった。そして、10年以上の歳月をかけ修復が完了し、順に公開されている。

「玄武」とは、2007年の修復当初に公開されて以来の「御対面」だった。石室の中にあった方が良いには違いないが、10年経ってみると保存のための剥ぎ取りは仕方がなかったのかと思われてきた。