記事一覧

しまなみ海道

アップロードファイル 221-1.jpgアップロードファイル 221-2.jpgアップロードファイル 221-3.jpgアップロードファイル 221-4.jpg

広島県の三原から船で生口島(いくちじま)の瀬戸田に渡る。ここ出身の平山郁夫の美術館には、小学一年生からの画が展示されていた。

日の光にきらめく青い瀬戸内海を眺めながら、島々をつなぐ橋を渡っていく。途中の因島(いんのしま)は中世に活躍した村上水軍の本拠地の一つ。ミカンより大きく色も薄い柑橘類があちこちに実っている。

終点の尾道は、中世に寺町として栄え、近世には北前船の港として栄え、近代には商取引で栄えたそうで立派な商工会議所が残っている。商店街を歩いていくと片側に山と寺が見え、反対側に海と島が見える。狭い横道は階段が多く、家々の間から細い海が見渡せる。至る所が映画のセットのようにこぢんまりした絵になる風景だ。

春の瀬戸内海は明るく親しみやすく穏やかだった。