梅干の残りの梅酢と赤紫蘇の紫(ゆかり)。
梅と赤紫蘇は無駄になるところがない。
減塩だの蜂蜜入りだの最近の梅干は色々あるが、昔ながらの「梅干」が懐かしくて作ってみた。
梅雨明け後、降水確率0%が三日続くときに「土用干し」をして完成。(夏の「土用」は七月後半から八月初めに当たる。)
天気予報を気にしながら、早めだが干してみた。昔は、今より天候に密着した暮らしをしていたんだなとつくづく思った。
シムネル・ケーキ (simnel cake)を作ってもらった。
これは、16世紀初めの英国、ヘンリー7世の料理人が初めて作ったのでその名があるとも言われ、その後、イースターに作られるようになって今に伝わる。
ドライフルーツやクルミがたっぷりのフルーツケーキの中に、アーモンドと砂糖で作るマジパンが層になって入り、上にも、11個の、イースターにつきものの卵に見立てた薄黄色のマジパンの球が飾ってあるという濃厚なケーキだ。
この飾りは、イエスの弟子のうちユダを除いた11使徒を表しているそうだ。黄色のリボンで飾られて、見かけは春らしいが、中身はまことにどっしりとしていた。