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リヒテンシュタイン展

リヒテンシュタイン公国は、スイスとオーストリアの間にある人口3万5千人の小国で、現在はスイスと関係が深い。国家元首であるリヒテンシュタイン侯爵は、元々はハプスブルク家の重臣で、代々の侯爵は美術品を蒐集するのを使命とした。その所蔵品は3万点に上り、個人所有としては英国王室に次ぐ規模だそうだ。特にバロックのものが豊富で、今回展示された中では、ルーベンスが幼い娘クララを描いた肖像画が可愛かった。