珍しいピアノデュオの演奏を聴いた。まずラヴェルのスペイン狂詩曲を連弾で。一台のピアノを二人で弾くので肘や脚が当たったりして大変だそうだが、何より小柄な演奏者でないと並んで座れない。
次は二台のピアノなので見るからにゆったりとしてほっとする。ラフマニノフの組曲第二番。二台のピアノのための作品で、序奏、ワルツ、ロマンス(作者らしいロシアの自然を想わせるメロディーの曲)、タランテラの四曲から成っている。二人分の音はさすがに迫力がある。
作者は忘れたが、最後の「パガニーニの『鐘』を現代風にした曲」がおもしろかった。