記事一覧

ラハティ交響楽団

昨日、オスモ・ヴァンスカ指揮、フィンランドのラハティ交響楽団のコンサートを聴きにいった。最初は、シベリウスの後継者といわれるフィンランドの作曲家コッコネンの「風景」。列車の窓から見た雄大なフィンランドの森が目に浮かぶ。次は、ノルウェイの作曲家グリークの有名なピアノ協奏曲。ピアノはユホ・ポホヨネン。ピアノとオーケストラがしっくり合っていてすばらしい。最後が、シベリウスの交響曲第二番。音がふくらんで天に立ちのぼっていくような豊かで深い響きと、息を詰めるようにしないと聴こえないピアニシモ。今まであまり身近に感じなかったシベリウスだが、とても生き生きとして美しい音楽だった。しあわせな気分になって帰ってきた。