鳥取県の東部、昔の因幡(いなば)の国にある鳥取砂丘へ行った。起伏のある砂丘の中をやっと歩いていくと向こうに青い空と青い海が広がっていた。ただし、さらさらで細かい砂は靴下の中まで入り込んで大変だった。
帰りはJRの特急「スーパーはくと」に乗った。「はくと」は白兎すなわち「いなばのしろうさぎ」のこと。因幡の隣、鳥取県の西部は伯耆(ほうき)の国で、その隣が出雲の国になる。出雲のオオクニヌシノミコトが、はるばる旅をして、因幡の国の人助け(ウサギ助け)をした話が残っているのだから、オオクニヌシという人は、さぞ人望があったのだろうと思った。