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ルーブル美術館展

18世紀のフランス宮廷の絵画、工芸品の展示会。銀製のテリーヌ入れや塩入れなど、日常使われる物に贅を尽くしてある。小さくて豪華な嗅ぎタバコ入れには、上からは見えない底まできちんと肖像画が描かれている。日本から輸入した蒔絵(まきえ)の水差しに金の装飾を加えたものもある。遠い異国の中国や日本のものが珍重されたようだ。マリー・アントワネットの旅行用携行品入れトランクに入っていたイニシャル入りのお茶のカップや茶こしは今でも使えそうなものだった。はじめて彼女を身近に感じた。