ベルリン・オストクロイツ駅
オストクロイツ(Ostkreuz, East cross, 東十字)は、ベルリンのSバーン環状線(Ringbahn)と市街線(Stadbahn)が十字に交わる駅です。東京の秋葉原のような重層駅になっているほか、各方向への直通列車を運転するための連絡線も行き交い、巨大な構内を持ちます。1882年の開業後、構内の設備は1920年代に整備されて以降大きく変化しておらず、戦前および東西統一前のSバーンを忍ばせる独特な雰囲気を残しています。戦後は東ベルリンに属し、近くに建設された高層アパートの住民が多く利用するようになりました。駅の改良も計画されていますが、未だ着工にはこぎつけていません。環状線ホームや市街線のホーム終日人で賑わっていますが、環状線経由シェーネフェルト空港方面と市街線経由シュパンダウ方面の直通列車が発着するホームAは、列車を待つ人も少なくさびれた雰囲気です。Google Mapによる地図