パリ・メトロ
世界初の地下鉄が開業したロンドンに遅れること30年、パリにも地下鉄が開業しました。実用的なロンドン地下鉄に比べ、芸術的なデザインが施されています。入り口はアールヌーヴォー様式などの装飾が施され、アーチ状の天井が広いトンネルと共に優雅さを演出しています。この地下鉄はメトロと呼ばれ、1900年パリ万博で大きな役割を果たしました。その後、レールの横に鉄板を敷いてゴムタイヤで走行するシステムが開発され、1号線をはじめいくつかの線区で導入されました。その後も路線網の整備が続きしたが、ゴムタイヤ駆動は問題も多く、途中からの新線は鉄車輪駆動に戻されてしまいました。車両はゴムタイヤの線・鉄車輪の路線共に類似したデザインのものが用いられています。