ウエールズの女神Arianrhodは中世の物語集The Mobinogiの登場人物で北方の魔法の国Caer Sidiの支配者である。Arianrhodは銀の車輪を意味する名だが月の巫女、潮の流れを司る者として崇拝された。月は女性の象徴の原型で、子宮、死、再生、創造に関する母なる神を表している。(ブリテンの古い名であるアルビオンは、白い月を意味する。)ウェールズ語では星座Corona Borealis(北冠座)はArianrhodの城と名づけられている。ケルト人は「海と星の道を良く知り」、時を日毎でなく夜毎に数え、暦(有名な Coligny calendar)を太陽でなく月により作った。