ストックホルム市内交通 (SL)

ストックホルム市内の交通は地下鉄、トラムや郊外線が走っています。これらは全てSLと呼ばれる市内交通公社が管理していますが、運営はConnexによるものが多いです。地下鉄は赤、緑、青の三つの路線があり、赤(レッドライン)と緑(グリーンライン)はT-celtralen-Slussen間で複々線を形成します。末端部は郊外のニュータウンまで伸びており、地上に出る路線も多くあります。第三軌条式で、青(ブルーライン)のみ750V、他の線は650Vです。近郊電車は、'振り子'列車を意味するPendeltågと呼ばれています。編成は多くが北欧の近郊電車で一番長い8両ですが、SJの長距離列車と線路を共有している関係上、頻度はやや低いです。特にStockholm中央駅 - Stokholm syd(南)駅間では、Göteborg・Malmöに向かう列車とPendeltågがたった一つの複線を共有しているため、輸送の大きな障害になっています。これは都心部にトンネル建設するCitybanan(シテュバナン)線の開通により解決される見通しです。ストックホルムのトラム(市電・Trikken)は、スウェーデンが左側通行から右側通行に変更された1967年に廃止されましたが、専用軌道を主体とする二つの路線が生き残りました。Lidingöbanan(リディンヨバナン)と、Nockebybanan (ノッケビュバナン)です。2000年に、路面区間を持つ新しい路線開業しました。Tväbanan(トゥヴォルバナン)がそれで、放射状の地下鉄路線を環状に結びます。TväbananとLidingöbananは海沿いを走る区間もあり、車窓は美しいです。

地下鉄 C20系

地下鉄 Cx系

トラム A30, B30形

Roslagsbanan

トラム A32形

SL X1 通勤形電車

SL X10 通勤形電車

SL X60 通勤形電車