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「夏の夜の夢」

Shakespeare作「Midsummer Night's Dream」は、今も様々な形で上演され続けている。

Kipling作「Puck of Pook's Hill」(1906)では、Midsummer Eveに、Pook's HillつまりPuck's Hillで子どもたちが「Midsummer Night's Dream」を三度演じたら、なんと本物のPuckが現れて、職人たちが劇の練習をしているのを覗き見する場面を演じ始めた。

今回の佐渡裕プロデュース、ブリテン作曲のオペラでは、妖精たちが日本語で歌うという趣向になっていた。
原作と違い、森の場面から始まり、怪しげな雰囲気のメロディーに、妖精王のカウンターテナーの効果も加わって、「不思議な一夜の夢」の感じが良くでていた。