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エル・グレコ展

エル・グレコは、その名の通り、16世紀半ばにギリシャで生まれ、ヴェネツィアで絵画を学び、スペインで活躍した。その作品には、感情豊かで劇的で色彩豊かな宗教画が多いが、それはルターの宗教改革に対抗するカトリック側として、見る人に訴えかけるように大げさに描いたという側面もあるそうだ。

「マグダラのマリア」「商人を追い払うキリスト」「無原罪の御宿り」など、宗教画といういわばフィクションの世界が、真に迫った迫力で描き出されている。