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「眠りながら縄跳びをするエルシー・ピドック」

少女エルシーは、生まれながらに縄跳びの名手。その噂を聞きつけた妖精にも認められ、夜に眠りながら、いろいろ不思議な技を教わった。けれど成長して、子ども用の縄が短くなったとき、不思議な跳び方はできなくなってしまった。

その後、百年以上の月日が経ったとき、村の子どもたちや妖精たちが縄跳びを楽しんでいた丘に、悪い領主が工場を建てようとした。そこに現れたのはエルシー。年老いて小さくなり、再び子どもの頃の縄が使えるようになった彼女は、夜、眠りながら不思議な跳び方を駆使して悪い領主に立ち向かう。

月を跳び越える「High Skip」、地中深く潜る「Strong Skip」など、色々な跳び方に合わせた縄跳び歌が調子よくて楽しい。ファージョンらしい不思議な雰囲気のお話。


"Elsie Piddock Skips in her Sleep" by Eleanor Farjeon