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「The Silmarillion」

 J.R.R.Tolkienの「The Silmarillion」をやっと読みおえた。太陽や月より先に、エルフにより作られた三つのシルマリルという宝石を、サウロンの親分モルゴスに奪われ、それを取り返そうとする話が主になっている。
 「The Lord of the Rings」は、The Elder DaysからのMiddle-earthの壮大な歴史の一番新しい方の時代であるThe Third Ageの最後の話で、Halfling(小さき人)フロドたちはそれまでまったく歴史の表舞台に出てこない種族だった。
 それにひきかえ、ガラドリエルは、The Elder Daysからのとても高貴な出で革新的なエルフだった。エルロンドより前の世代なので数千才だか数万才だか、すごい年齢になりそう。巻き毛を一房所望したギムリは、ものすごく畏れおおい願い事をしたわけだ。
 年齢でいえば、エルロンドの娘、アルウェンでさえ確か三千才を過ぎていたような気がする。エルフは殺されない限り不死なのだ。ちなみに、アルウェンがその美しさと運命を比べられたご先祖のルシエンは、シルマリルを取りもどすことが彼女との結婚の条件とされた人間のベレンを手助けしたが、アルウェンより遙かに行動的だったのに驚いた。