記事一覧

「夏休みのトロンボーン」

 昨日は、風早宏隆(かぜはやひろたか)のトロンボーンのコンサートに行った。
 トロンボーンというと、長い管(スライド)を伸び縮みさせながら耳に心地よい低めのボヨーンとした音を出し、ブラスバンドやジャズに使われる比較的新しい楽器のような気がしていたが、解説によると、実は15世紀から教会音楽に使われた古い楽器。日本で言えば仏壇を連想するようなもので宗教色が強すぎて普通の曲には使われなかったが、ベートーベンが交響曲第5「運命」の第4楽章に使って以来、ブラームス、ブルックナー、ワーグナーなどその後の作曲家が使うようになった。ただ、ずっと出番がないのに第4楽章でいきなり目立つ旋律という場面も多く精神的に大変そうだ。
 最近有名なプッチーニの「誰も寝てはならぬ」は、ゆったりとしたきれいなメロディーだがトロンボーンで演奏するのは難しいそうだ。
 トロンボーン四重奏のヘーゼル作「三匹の猫」がおもしろかった。最後は、「It's only a Paper Moon」で楽しく終わった。