Tube Stocks
1863年のメトロポリタン線以来、イギリスの地下鉄は発展を続けました。当初は開削工法を用いた箱形のトンネルが造られましたが、より路線の自由度を上げるために1890年ごろからシールド工法を用いた円形のトンネルが用いられるようになりました。工費を節約するため、トンネルは小さく作られ、車両はその車体限界に沿って上半分が丸くなったものが作られました。その形状から、以後ロンドン地下鉄はTube (チューブ) と言われるようになります。現在のTube線では、1967・1972・1973・1992・1995/1996年型と呼ばれる車両が用いられています。1973年型までは吊掛式・引き込み式の扉を持ち、1992年型以降はカルダン駆動・VVVF・外づり式の扉を持ちます。2008年ごろから、Bakerloo線の1967年型車両が置き換えられるようです。