MF88/MP89 in Paris Métro
MF77の後、RATPはユニークなBOA試作車をテストしました。これは2軸の台車を持たず、一軸に1台車を持ち、車体長は12mです。この結果をもとに、新時代のメトロとしてMF88が製造されました。デザインはMF77から大きく変わり、大きな窓ガラスのおかげで大変開放的です。また、車両間は広幅貫通扉が設けられました。台車は1軸です。MF88は独立路線である7bis線に投入されました。しかし、その後の1軸車の増備は続かず、MD88の次にはゴムタイヤ式・通常のボギー構造を持つMP89が製造されました。MP89のデザインはMF88を基本としつつ、スピード感のあるものになっています。MP89は1号線のMP59・MP73をすべて置き換えたほか、新たに開業した14号線にも無人運転バージョンのものが投入されました。