Sm4 近郊形電車
Sm4は1999年から製造されているフィンランド国鉄(VR)の新型近郊電車です。1981年以来18年間電車の新造はありませんでしたが、2001年のHelsniki-Leppävaara複々線開業・2004年のTikkurila-Kerava複々線開業に備えて一気に30編成が登場しました。設計はイタリアのFiat社で行われましたが、製造時にはフランスのAlstom社に合併されていたため、Alstom製になりました。ヨーロッパでは一般的にプラットホームが低いためドアにステップがありますが、sm4では台車間を低床構造とすることでステップレスを実現しています。電気機器は屋根上に納められていて、白いカバーで覆われています。2両共に電動台車が運転室よりに配置され、連結部は付随台車となっています。最高速度は160km/hです。今後の増備は新形式(Sm5?)になることが決定したため、今後とも現在の陣容で推移するものと思われます。