とうとう高校生活最後の一年に突入しました。目下最後の体育祭に夢中です。騎馬戦楽しみ〜★ さて、今年度はいきなりスゴイ本と出会いました。というか去年、私の敬愛する猪熊葉子さんが講演会で薦めてらした本なんです。ここにも書いた覚えがあるんだケド。エイダン・チェンバースの「おれの墓で踊れ」。ハマリました。図書室で借りてから一週間も経ってないのに5回は読んでる。本当は今回、別に本を用意してたんだけど、もうこの本のことしか考えられないからボツ(笑)。かと言ってこれを真面目に紹介しだすと「マイちゃんの児童文学案内」が「マイちゃんの人生案内 〜過去と未来、そして生と死について〜」みたいな超大作になりかねないのでやめます。そんなもん書くには三十年は早いし。で、いろいろ考えた結果、今回はちょっと趣向を変えて、私の「本(児童文学)の読み方」について書いてみたいと思います。
1. 読む本を選ぶ。
私の場合、ここで紹介してきた本の半分は親に読み聞かせてもらったもので、自分で選ぶようになったのはつい5年ぐらい前のことです。その基準としては、a.身近な人(園長、司書の先生、友達など)に薦めてもらったもの b.新聞とか本とかで見つけておもしろそうだと思ったもの c.本屋、図書室で背表紙を眺めてて素敵そうだと思ったもの の3つですね。一冊読んでおもしろければ、同じ作者の本は全部読みます。もちろんアタリハズレはありますが…。(例:荻原規子さんの「勾玉三部作」は好きだけど「西の善き魔女」は嫌だ。)
2. とりあえず借りる。
学校の図書館を愛用中。貸し出し中の時は予約票、入ってないときは購入希望書を提出。でも待ちきれなくて帰りに本屋で立ち読みすることもある。(例:「マイさん、予約してた『神の守り人』返ってきたよー」「あ、こないだジュンクで二時間かけて読んで帰ったんでもういいですー」)
3. 読む。
ひたすら読む。読み終わるまでぶっ続けで読む。曲もかけないし飲んだり食べたりもしない。あ、自慢じゃないけど(いや、自慢だけど)私、本読むのは速いんです。薄い文庫本なら昼休み中に借りて返せます。たまに読み終わらなくて、授業中に持ち越しってこともありましたけど…。しかも「授業聴きなよ」って言ってくれた子に「今いいとこなんだから邪魔しないで!」って逆ギレしたこともあるらしい。これは小6の時の話で、私自身は覚えてないのにその子がいつまでも覚えてる。やれやれ。今はそんなことはないけどやっぱり読み始めると止まらない。(例:五時間目の授業中。「マイさん、一番前の席で何読んでるの?出しなさい」マイ、700ページはあろうかという本を机の上に出す。先生、唖然。)
4. 浸る。
短くてもその日中はその本のことをずーっと考えてます。普通に見えても頭の中はローマ帝国に飛んでたり、魔女になってたり、果ては人間じゃなかったりします。話しかけられて妙な答えを返したり、その夜、変な寝言を言ったりするのはそのせいです。(例:「マイ、満月だよ」「満月の夜にヒラリオンが言うことは誰も分からないんだよ」「は???」)
5. 買う。
気に入り度によって買うか買わないかが決まります。あんまり買いません。サトクリフだけは全部買うって決めてます。原書だけ買う場合もたまにあります。読まないくせに。(例:「えーん、この本、話はめっちゃ好きなのに日本語訳が気に食わないよー。原書も絶版だよー」「将来イギリス行って古本屋で買ってきなさい」)
こんなもんです。普通ですね。おもしろくない本だと3で終わりです。でも大抵は4まで行きます。私の連載が1の段階で参考にしてもらえればな、と思います。どうせだから幼稚園の「ぶんこのへや」に「マイちゃんの児童文学案内」コーナーでも作って、これまで紹介した本全部入れてくれたらいいのにね。ってなところで今回は終わります。バイバーイ☆