funini.com -> 児童文学案内 -> 「魔法のカクテル」補足 とか。

マイの児童文学案内

「魔法のカクテル」補足 とか。


 超個人的なビッグニュース!あの猪熊葉子さんをナマで拝見致しましたよ!「あの」というのは、我が心のバイブル、ローズマリー・サトクリフ作のローマ・ブリテン四部作を翻訳されてるのが、猪熊さんなんですねー。というわけで、私にとってはすごく憧れの人なのです。で、講演を聴きにいったんです。さすが。結構なお歳のはずなんですが、矍鑠(かくしゃく)とした方でした。とりあえず、この冬は、エイダン・チェンバーズの「おれの墓で踊れ」っつー本を読みたいと思います。言いたいことはいろいろあるんですが、同じ意見で嬉しかったのが、昨年のこの欄で紹介した「飛ぶ教室」のこと。映画化されてるらしいんですが、もう駄目駄目。私が映画化の話を知ったのは、ジュンク堂の児童書コーナーで、「うっわー『シモンとクリスマスねこ』が文庫になってるよー」とか思いながらウロウロと本を眺めてた時でして。「飛ぶ教室」の文庫本の帯に映画の宣伝が載ってたんですね。その段階では、ちょっと期待できそうかなっ??と思って、家に帰ってワクワクしながらホームページを検索したらば、出てきました出てきました。よし、あらすじを確認。・・・・・・え?おーい。これ、ヨーニーとゼバスチャンは、名誉毀損で訴えてもいいんじゃないですかね。ヨーニーが寄宿学校を何回も転校するような問題児ですって?ゼップが校長の息子で、実業学校生に捕まるですって?その上、女性キャラが登場?おいこら。原作をこよなく愛する身としては、もうふざけてるとしか思えません。こんな映画、見るだけお金と時間の無駄だわっ!!と私は思ったのです。しかし、猪熊さんは違いました。いくらストーリーが駄目そうでも、一応は観に行くんだそうです。うーむ。
 さて。いきなりですが、前回の「魔法のカクテル」の聖ジルベスター様についてなんです。彼は一体どういう人なんだろうと思って、ワタクシ、調べましたんですよ。インターネットは便利です。見つけた「聖人カレンダー」によりますと、聖ジルベスターっていうのはキリスト教迫害時代に教会に貢献したジルベストロT世教皇なんだそうで。大晦日の聖人だから、除夜の鐘を司ってたわけですね。なるほど。勉強になりました。
 そうそう、前回イラストをガラリと変えてみたんですけど、別に何があったわけでもないです。ただ、いっつもへちゃれた子ばっか描いてると、たまには八頭身を描きたくなりまして(笑)。あーっと、今回はなんだか本の紹介をしない内に、いい感じの字数になってしましました。それでは、また次回。
funini.com -> 児童文学案内 -> 「魔法のカクテル」補足 とか。