フィンランドの鉄道車両 (+ バルト三国の鉄道車両)

フィンランドの鉄道車両を写真で紹介します。

フィンランド国鉄 (VR)

フィンランドの長距離列車は、国が運営するVRによって運行されています。車両の世代交代は順調なようです。ヘルシンキ周辺では近郊輸送も担当していて、複々線に一時間に10本程度の運転本数を持ちます。
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ペンドリーノ S220 (Sm3)Sm1 近郊形電車Sm2 近郊形電車Sm2 近郊形電車 (更新車)
ペンドリーノ S220 (Sm3) Sm1 近郊形電車 Sm2 近郊形電車 Sm2 近郊形電車 (更新車)
VRの電車はSmから始まる通称を持っています。 Sm3はペンドリーノ(Pendolino)は、イタリアで開発された振り子式の電車です。 電車方式を採用していて、最高速度は220km/hです。車両形式はS220とされ、 ヘルシンキを中心に、トゥルク(Turku)・オウル(Oulu)・クオピオ(Kuopio)に向けて大体二時間に一本が発車しています。ただ、ヘルシンキ = オウル以外の線では振り子は使われていない模様です。 ヘルシンキには、近郊電車が運転されています。編成は2-4連が基本ですが、どの系統も大体15分ヘッドで運転されていて、快速の運転もあります。 Sm1はフィンランド初めての電車です。鋼製の車体と寒さに対する十分な備えを持ち、30年以上安定して走っています。近年、更新工事が完了しました。 Sm2はアルミ製・空気バネ台車の増備車です。Sm1との併結も頻繁に行われます。 Sm2は更新が進んでいて、完了した車両は赤と白の塗装に変更されています。
Sm4 近郊形電車Sr1 電気機関車Sr2 電気機関車ディーゼル機関車 (Dv12他)
Sm4 近郊形電車 Sr1 電気機関車 Sr2 電気機関車 ディーゼル機関車 (Dv12他)
Sm4は2003年から導入された新型車です。イタリアのFiat設計で、低床部を持った、バリアフリーの快適な車両です。最高速度は160km/hです。 Sr1は1973年・ソ連製の交流電気機関車で、初電化時から走っています。更新も行われましたが、最高速度が140km/h(一部160km/h)なので淘汰が進んでいます。 Sr2はスイス設計で、1996年から投入されました。最高速度は200km/hで旅客列車の主力です。 ヘルシンキから各都市に伸びる主要幹線は電化されていますが、地方都市間には非電化線が残っています。ローカル線の主役はDv12で、タンペレ以北ではあちこちで姿を見ることが出来ます。本線用の高速ディーゼル機はDr16でしたが、幹線の電化が進んで活躍場面は減少しています。入替機のDv16はヘルシンキをはじめターミナル駅や港で姿を見ることが出来ます。
長距離客車 (まとめ)Express 客車 (普通車・寝台車)IC Coaches IC2 客車 (二階建て普通車・寝台車)
長距離客車 (まとめ) Express 客車 (普通車・寝台車) IC Coaches IC2 客車 (二階建て普通車・寝台車)
VRには、大きく分けて3種類の長距離客車と、1種類の近郊客車が在籍しています。長距離客車はExpress, IC, IC2です。 Expressは青とグレーの塗り分けで、ドアは手動です。 ICは赤を基調とした塗り分けで、ドアは自動です。 IC2は今後の主力になる二階建て車です。
カートレイン近郊形客車 (Eil/EilF)ロシア行き国際列車Dm12 気動車
カートレイン 近郊形客車 (Eil/EilF) ロシア行き国際列車 Dm12 気動車
ヘルシンキ近郊では、一日数往復だけ客車による近郊列車の設定があります。 電車に比べて停車駅が少なく、輸送力も最低6両と大きいのが特徴です。 車内設備はSma/Sm2と同様のレイアウトですが、座席は良い物が用いられています。 ヘルシンキからは、ロシアに向けて一日三往復の国際列車が運転されています。一本はモスクワ行きの夜行列車で、もう二本はサンクト・ペテルブルク行きです。ペテルブルク行きの一本を除いてロシアの客車を使用しています。 かつては各駅停車の主力はDm7気動車でしたが、電化の進展・ローカル線の廃線によってしばらく気動車は使われていませんでした。しかし2006年から、輸送の効率化のためにDm12の営業運転が開始されました。
Dm7 気動車 (動態保存車)
Dm7 気動車 (動態保存車)

ヘルシンキ市内交通(HKL)

ヘルシンキの市内交通は、交通局HKLが担当しています。一部のバス路線はConnexなど他社による運営ですが、運賃管理や路線の改廃はHKLが行っています。市内にはトラムが走り回っているほか、東部の郊外へは地下鉄が走っています。
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ヘルシンキのトラムトラム Nr2 (31形)トラム 201形 全低床車トラム 151形ほか
ヘルシンキのトラム トラム Nr2 (31形) トラム 201形 全低床車 トラム 151形ほか
市内交通は地下鉄・バス・トラム(路面電車)、これに加えて先述の近郊電車が担っています。地下鉄はニュータウンへの輸送が中心で、ATO自動運転が行われています。観光に便利なのは旧市街を走るトラムです。 Nr2は1980年以降に作られたチョッパ車です。31から始まる番号を持ちます。 201形は最近導入されたアドトランツ製の全低床車(201形)です。 ヘルシンキトラムの150, 151-154はドイツのMannheimから購入されたグループです。2004年に1両、2005年に4両が導入されました。
ヘルシンキ地下鉄ヘルシンキ地下鉄 100系ヘルシンキ地下鉄 200系
ヘルシンキ地下鉄 ヘルシンキ地下鉄 100系 ヘルシンキ地下鉄 200系
ヘルシンキの地下鉄は一路線しかありませんが、平日はほぼ全列車6両編成・軌間1524mmの立派な地下鉄です。車両は100系と200系が使われています。

バルト三国の鉄道 (エストニア・ラトビア)

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エストニアの鉄道ラトビアの鉄道 (リガにて)リガのトラム
エストニアの鉄道 ラトビアの鉄道 (リガにて) リガのトラム
エストニアの首都タリンは、ヘルシンキから高速艇で二時間です。旧市内をトラムが走り回っているほか、タリン西駅では旧ソ連製の電車(Er2)とディーゼルカーを撮影できました。 ラトビアの首都・リガはバルト三国で最も大きな街です。エストニアと同じく、ソビエト製のEr2が主力です。なお、ラトビアにはRVR社というソ連で最も大きな電車・気動車工場があり、現在ロシアで用いられているEr2もここで製造されました。 ラトビアのリガにはトラム網が発達しています。2006年現在、車両は全てチェコ製のタトラカーのようでした。

References