Cならscanfとかgetcharで済む入力が、Javaではいろいろややこしいです。
でも、慣れてくるとよくできてるなぁ、って思わされます。

文字列入力はReader / Writer, データ入力はInputStream / OutputStream だから、一般的によくある「端末やファイルから文字列を読み込む」ならReaderを作らないといけない。しかし、標準入力そのものや、ネットワーク入力そのものはInputStreamになっている。
```
例 : 標準入力のInputStreamはSystem.inというInputStreamです
```
データ入力から文字列入力に変換するにはInputStreamReaderを用いる。使い方は、InputStreamをInputStreamReaderのコンストラクタに突っ込んで生成すればよい。
```
例 : InputStreamReader isr = new InputStreamReader(System.in);
```
データファイルを読み込むときによくある「一行読む」みたいなことをするには、前もってたくさん読み込んで改行があるかないか、みたいなことを調べないといけない。これをBufferingといい、BufferedReaderを使うことで実現される。使い方は、別のReaderをコンストラクタに突っ込んで生成すればよい。
```
例 : BufferedReader br = new BufferedReader(isr);
```
上の例で、isrは上で作ったInputStreamReaderです。

まとめると、「端末やファイルから一行読む」って操作は以下のようになる。

// まず、System.inはそのままで使える(staticな)InputStreamである
// これを使って文字列を読むためのReaderを作る
InputStreamReader isr = new InputStreamReader(System.in);
// 次に、このままでは一字づつしか読めないので、BufferedReaderを作る
BufferedReader br = new BufferedReader(isr);
// あとは一行づつ読み込むことができる。
int i = 0;
while(br.ready()){
  String str = br.readLine();
  System.out.println("The " + i++ + "th line : " + str);
}

ま、普通はまとめて書きます。

BufferedReader br = new BufferedReader(new InputStreamReader(System.in));

…しかし、この字面をいきなりり見ても訳わかんないよなぁ…

でもうれしいのは、この仕組みを理解すればどんな入力でも簡単なこと。上のほうに書いてあるURLConnectionも、よく見ると上のSystem.inがurlc.getInputStream()になってるだけです。

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