到着

手続きばっかりだけど、新しい街をあちこち動き回るのは嫌いじゃないです。 でも疲れた。

フライト

8/22…いよいよ決戦の日です。いや戦いは一年続くわけで、開戦と言うべきか。ルフトハンザ(ドイツ)航空で、8/22 9:00関空発・14:35フランクフルト着→17:40フランクフルト発・21:00ヘルシンキ着です。時差の関係で同日中に着きますが、実際は11時間+2時間のフライトです。 フランクフルトへのフライトは実に順調でした。国際線でのトランクの持ち込み制限は20キロだけど、22キロのトランクは何のお咎めもなくクリア。後で聞いたところによると、ルームメイトは35キロのトランクを堂々と預けて飛んだらしいです。ただ、ルフトハンザはけっこう厳しい方らしく、色々運びたいならマレーシア航空などがお勧めらしいです。それにしても関空からの出国は空いていて楽。
飛行機はヘルシンキを飛び越してフランクフルトに到着・ヘルシンキ行きに乗り換えです。ヘルシンキ行きの発着ゲートはターミナルの端の端、果てしなく歩いてやっと到着でした。なんか辺境を実感してしまいます。空港の人たちは移動に自転車とかバッテリーカーを使っててうらやましいです。僕も乗りたいな… 
しかしフライト時刻の10分前になっても飛行機が来ません。放送があって、「機材のメーターに異常が見つかったので、原因調査中です」とのこと。結局機材交換になって、二時間遅れでフランクフルトを出発。ヘルシンキ着は23時でした。 この日はとりあえず大学ではなくて市内で宿泊、一度泊まったことがあるEurohostelです。ここのフロントは24h開いてるから電話もせずに直行。トランクは駅に預けて、4番のトラムで15分くらいです。時差のせいもあって爆睡です。

入居

8/23…いよいよヘルシンキで活動開始です。時差のせいで早起き。駅で回収した重いトランクを引きずってHOAS(寮を斡旋してくれる団体)のオフィスに向かいます。オフィスは中央駅から徒歩10分くらいで、こで鍵を受け取って、家に向かいます。家の場所は大学の近くかと思いきや、電車の駅の近くらしいです。電車ってまたトランク持って駅に戻るのか… 
ともあれ電車に乗って、駅に着きました。駅降りて地図に従って家を探すけど…見つかりません。普通ヨーロッパの住所は道の名前 + 番号だけど、僕の家は"Timpurinkuja(ティンプリンクヤ) 1 A 019"というもので見当が付きません。あたりはマンションみたいなのがたくさん立ってるので、このへん一帯をTimpurinkujaって言うのかな。そうすると"1 A 019"を探せばいいんだけど、見つかりません。困った… ふと見ると、レストランの勝手口みたいなところで女の人が二人立ち話してます。そこで英語で「すみません、Timpurinkuja Aってどこですか?」聞いてみました。「???」て顔のあと、なんか思いついたようで、奥から別の人(レストランの給仕さん?)を呼んできてくれました。この人にもう一回英語で聞くと、「あぁそのへんだと思うけど、よく分からないから一緒に行ってあげるよ」。お仕事大丈夫なのかな、と思いつつ、トランクはその場に置いて付いていくことにしました。しばらく行ったところで「あのへんが学生寮だと思うから、探してみて。」と言われて、言われるままに探すと"A"と書かれた建物が見つかりました。トランクを取りに戻ったら、初めに僕が聞いた人がトランクの前で見ててくれました。今のところまともに話せる唯一のフィンランド語「Kiitos!」(ありがとう)を、精一杯心を込めて言ってみました。

鍵あけて部屋に入ってみると、もうだれかいるみたいです。おずおず"Hello!?"って言ってみると、"Hi!"という明るい返事。「君ここに住むの?」「あ、はい。けいっていいます。日本から来ました」「ドイツから来たマイクだよ。君の部屋はここで、鍵はオートロックになってるから気をつけて。台所はここで、皿とか鍋は一通り揃ってるから自由に使って。掃除用具は…」と続けざまに部屋の説明をしてくれました。聞き取りはいちお出来るんだけど、気の利いた返事とか質問とかが思いつかないのがもどかしい… でもルームメイトが話しやすそうな人でよかった。
台所には皿や鍋や調理器具がばっちり揃っていて、コンロも四つ + オーブンがあるから料理は完璧です。台所の横にはテーブルと長いすがあって、ちょっとしたパーティーができそうな感じ。他には洗面所+トイレと、シャワーの部屋があって、あとは寝るための部屋が三つ部屋あります。机・本棚・ベッド・衣装棚・アームチェアが既に付いていて、それでも2,3人寝れそうな空間があります。てかこんな広い部屋住んだこと無いよ。ついつい荷物をコンパクトにまとめてしまう癖が付いているので、棚も床も全然使い切れません。ともあれここが今日から僕の家です。

手続き

とりあえず学生なので大学に行きます。Mikeに大学に行くバスを教えてもらったので、それに従ってバス停に行きます。10分ほどで大学構内とおぼしき場所に入ったのですが、ヘルシンキのバスは案内放送が無いのでどこで降りればいいか分かりません。困って運転手さんに「ヘルシンキ工科大学に行きたいんですけど」て聞いたら「ここが大学だけど」 そりゃそうですね。本当は「ヘルシンキ工科大のMain buildingに行きたいんですけど」と聞きたかったのです。よく分からないままボタンを押して、適当に下車。まぁ何とかなるでしょ、と思って歩いていると、前に見たMain Buildingが見えてきました。ここの留学生課で登録をしてもらいます。
実は大学に僕の名前がなかったりしたら一年遊べるのかな、などと考えながら部屋に入ります。もうここの人とはメールで何回かやりとりしているのですが、実際に会うのは初めてです。しかし誰がどの人か分からない… あと初めての人に英語を話し始めようとすると、どもったり舌を噛むのがもどかしい。緊張してる自覚はないんだけどな…。 ここではまずstudent unionのお金を払って、コンピューターのアカウントや学生証の申し込みを色々書きました。授業や研究のことはオリエンテーションで知らさせれるらしい。 まぁとりあえずこれで大学に認知されていることは分かりました。

大学でこれからすることリストはもらっていたのですが、Mikeにまず警察に行かないといけないよ、と聞いたので、翌日警察を訪れました。ここで外国人課みたいなとこで並びます。正直何をするかよく分からないけど、それっぽい書類に記入して待ちます。二時間ほど待って僕の番が来たので、記入した書類を見せると「結婚してるんですか?」といきなり質問。「いや全然」「これは結婚してる人の家族のたのだから、こっちに記入してください。パスポートかして」「はいどうぞ」。しばらくして、「えーと、あなたはもうビザ持ってるから、ここに来る必要はないです」とのこと。えっ。実はここはビザの発給をする場所で、日本でビザを取っていた僕は来る必要がなかったのです。MikeみたいなEU市民は国境でのパスポートチェックが無く、また長期滞在ビザも現地の警察で発給してもらえるようです。というわけで警察は終わり。
次に住民登録のためにMaistraatti(マイストラーッティ)という役所を訪ねます。日本の市役所みたいなものなのですが、市役所とは独立した国単位の組織らしいです。ここでの手続きは5分ほどで終了。これが住所証明になって、バスなどの割引が受けられます。
あとは日本国の大使館に在留届を出します。これは緊急事態でもない限り出さなくても特に実害は無いのですが、まぁ緊急事態が起こらないとも限らないので登録しました。久しぶりの日本語の書類でなんか違和感を感じてしまいました。帰りのトラムの中で大使館でもらった「フィンランドで暮らす心得」てパンフレットを読んでいたら、強盗がどうのとか放射能がどうのとかおどろおどろしい文句が並んでいて、ついかばんをぎゅっとにぎってしまいました。でも目の前の女の人はうたた寝してるし、実に平和な街です…

これで必要な手続きは終わりですが、さらにあると便利なものを用意します。まずフィンランドで暮らすのに携帯電話は必須です。初めは普通の携帯(contruct type)を持とうとしたのですが、これはフィンランドに二年以上滞在している人でないと持てないらしい。そこで僕はDNA(という携帯会社)のプリペイド式携帯を買いました。フィンランドでは携帯と契約は別で、他の留学生は本国の携帯電話機のカードだけを入れ替えて使っています。でも日本の携帯は方式が違って使えないので、本体も購入する必要があるのが面倒です。やむなく65ユーロ(\9000くらい)でNOKIAの最安モデルを購入。あとSIMカードとプリペイドのカードをR-Kioskiというどこにでもある売店で購入。合わせて2000-3000円くらいでした。本体は中古で購入する手もあるらしいです。他にもSoneraとかElisaとかがありますが、サービスは似たり寄ったりらしいです。
あと電車やバスに乗るためのICカード(Travel Card)を買います。これはヘルシンキ周辺の市民が買えるカードで、お金をチャージして乗るとき使ったり、定期券の情報を入れたりできます。普通のバスの初乗りが2ユーロなのに対してカードを使うと1.7ユーロ、と微妙に割り引きされるし、定期券は市内乗り放題で一日1.5ユーロくらいなのでかなり得です。これを買うにはバスターミナルの切符売り場みたいなところで、パスポート・Maistraattiの登録証を見せます。8ユーロくらい払って、ICカードが手に入りました。実はこのカードには学割もあるのですが、これはフィンランド国民でないと適用されないらしいです。