ケルトの十字架 - Y Groes Geltaido

しばしば命の木と関連づけられるが、「ケルトの十字架」はキリスト教に先立ち、最古の例は紀元前一万年のものがある。最初の十字架は太陽の象徴だった。巨石文化時代と、ケルト時代において、太陽は、宇宙の聖なる中心「世界の光」であると考えられた。太陽を表すしるしは、中心のある円である。円は、全体、周りを取り囲む精霊、光で照らす太陽 ― 万物を抱く光の中心を、表す。ケルトの十字架において、円は、すべての力が集まる中心である。中心の霊的な源は、ここでは神秘主義のケルトの三位一体の象徴であるtriskele(中心から三方に渦巻き模様が出た形)の模様で表されている。十字架は、太陽の四つの季節における位置 ― 宇宙の秩序 ― 四つの方位、要素、秩序を表す宇宙の車輪である。垂直方向にながくのびた直径の上に短い水平方向の軸に丸い頭がついた車輪の十字架は、ウェールズ、コーンウォール、マン島に特有なものである。


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