Helm's Deep and The Hornburg(ヘルム渓谷と角笛城)

ローハンの地にあるヘルム渓谷の地形を決めるのには綿密な計画を要した。「The Lord of the Rings」第三巻第七章においてその地で起こった激戦の準備として、Tolkienは不要な試験用紙にこの絵を描いた。そこには、要塞と、防壁と、遠くにTindtorras(Thrihyrne)の三つの峰を望む渓谷のすばらしい遠近法による風景の精密な外観が描かれている。堀の流れが、土手道の周りを曲がりくねり、絵の一番下の曲線の隙間を通って流れ出ている。それがヘルムの堤防を示しているのは間違いない。

** Leaves from the Book of Mazarbul(「マザルブルの書」の数ページ) [#p6fdb8d7]

「マザルブルの書」は、モリアの「マザルブルの間」で旅の仲間により発見されたが、ドワーフのバーリンの一族の運命が記録されていた。「それは、切り裂かれ、穴を開けられ、所々燃えていた。そして墨や古い血のような他の黒ずんだシミでたいそう汚れていたので、ほとんど判読できなかった。」

J.R.R.Tolkienは、これらの模写の数ページを「The Fellowship of the Ring」第二巻第五章(カザドデュムの橋)の初めに出したいと望んだが、原画に多くの色が使われているために、当時は不可能だということになった。


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