Barad-Dur(バラド・デュア)

Tolkienの「The Lord of the Rings」の完成した絵のうちで、おそらく最後に描かれ、そして最も印象的なものは、モルドールのサウロンの要塞バラド・デュアの景色であろう。これは、1944年10月以降に描かれた。これは完璧に仕上げられていて、輝く赤い扉と上方の窓が、その内部もMount Doom(運命の山)と同様に焼け付くように荒々しいことを暗示している。煉瓦のような形の石を接着するモルタル(しっくい)でさえ、火または血でできているように赤く流れている。要塞の一角しか見ることができないが、もっと大きな部分を作り上げるのは読者の想像力に任せられているようだ。Mount Doom自体は、塔の左の方角に見られる。第二巻第二章のアモン・ヘンからフロドが見た光景によく似ている。「煙の間から炎が輝いていた。Mount Doomは燃えていて、ひどい悪臭が立ち上っていた。」


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