Orthanc(オルサンク:サルーマンの住処)

「The Lord of the Rings」の第三巻第八章の初版本で、オルサンクは、鎖で繋がれた杭を両側に立てた道が四方から集まるその中心にある「石の尖塔」と描写されている。「その高さ六十メートルの土台は、古代に作られ、平原の自然によって滑らかにされて残った円錐形の岩である。しかし、今やその上に、太鼓型の筒を、上に行くに従ってだんだん小さくなるように重ねた石造りの塔がそびえている。一番上の筒は短く、てっぺんは平らで、幅十五メートルの広い場所になっている。階段を下から登って行くと、そのまん中に着くことができる。」この塔に関しては、ことばにおいても美術においてもいろいろな風にあらわされてきたが、Tolkienのこの絵により、最終的に形が定まった。


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