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「ダレン・シャン」シリーズ ダレン・シャン


今回紹介する本はー、実は私的には好きじゃないです。でも続き物なので、どこまで続けられるのか見届けてやるよって気持ちで、新刊が出る度立ち読みもしくは借り読みしてます。続きが気になるところで「次回に続く!」と終わって、次回も見させる週ドラマ並みのテクニックにまんまとハマってるとも言えますか。ダレン・シャン著「ダレン・シャンシリーズ」。えー、ハリポタブームに便乗したんだか何だか同時期に発売されだした児童書の一つ。
 主人公はダレン・シャンという名の蜘蛛好き少年。シルク・ド・フリークという怪しげなサーカスで見た蜘蛛を盗んだことから蜘蛛の飼い主のバンパイア、クレプスリーと契約を結び、半バンパイアとして彼と旅することになります。物語は彼がいかにしてバンパイアとして成長していくか、という内容をダレン視点で書いています。
 で、私が嫌なのはですね、エグいんです。バンパイアだから人間の血が出てくるのは当たり前、途中からはバンパイア一族の宿敵であるバンパニーズ一族と、血みどろの死闘を繰り広げ足り仲間も死んだりで、読んでて気持ちが良くないんです。巻を追うごとにそれが増していって、全体的に暗い感じでどうも好きになれません。何もそこまでやらなくてもって思っちゃうんですね。余談ですが、小野不由美さんの十二国記シリーズでもそう思いました。血、流しすぎ。でも十二国記はおもしろいから好き。あ、でもアニメは好きじゃないな、オリジナルキャラがね・・・。まあいいや、ダレンに戻りましょう。ぐちぐちと書いてはきましたが、一般的には人気があるようで、学校の図書室でも常に貸し出し中です。それに、十巻(日本ではまだ八巻)でも続けても読者を飽きさせないってのはすごいと思うし。私も何だかんだ言いながら結末まで読むんでしょう。頑張れダレン。
 今回はあまり良い紹介じゃなかったですね。でもたまにはこんなのもありかな、と思います。書いてて楽しかったし(笑)。まあいつも楽しいけどね(フォロー)。では次回まで、さようなら。
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