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十和田、奥入瀬の旅(その2)

 三沢空港から機内に乗り込み、飛行機が動きだしていざ離陸というときに、「三沢空港は米軍の戦闘機の発着がよくあり、今も五分ほど待つよう指示がありました」という機長のアナウンスがあり、目の前を轟音とともに十機弱の米軍機が次々と滑るように着陸したり、さっと飛び立ったりした。三沢が基地の街であるのを実感した。
 その後、私が乗っている「民間機」も無事離陸した。天気がよいので地上の山々がよく見えたが、やがて、遥かかなたに、雲からすっくとそびえ立つ富士山の姿が見えてきた。堂々として美しい日本一の山だった。